予算委員会*総括質疑 災害対策年次計画をもって
3 月11 日、予算委員会で総括質疑がおこなわれました。党市議団から久保みき市議が登壇し、災害対策など、新年度予算に関わる重点事項についてとりあげました。
久保 過去最大の被害をもたらした台風19号。災害対策として桜区の油面川排水機場の前倒し整備などの予算が計上されている。また台風19 号相当を想定した浸水シミュレーションを実施するとのことだが、その後の計画は。
副市長 油面川排水機場の整備効果を検証し、浸水状況を研究することで、具体的な対策をとることになる。
久保 本気度が問われる問題なので、年次計画をもって対応すべき。
副市長 シミュレーションの結果次第で年次計画をもって対応する。
また、久保市議が浦和卸売市場や福祉施設など甚大な被害が起きた施設へのお見舞金など、市独自での支援を求めたところ、市長は「市として補助をすることになれば基準やルールを決めなければいけない。そのときだけ出すわけにいかないことをご理解いただきたい」と述べました。
九条俳句問題 判決をいかして
久保 九条俳句問題について、今後のとりくみは。
教育長 すべての公民館長を対象に、本件の概要や公民館だよりの編集に市民の意見を取り入れるシステムづくりの必要性などについて研修をおこなった。
久保 判決ではなにが違法と判断されたと認識しているか。
教育長 本件俳句の作者には公民館だよりに俳句の掲載を請求する権利がないこと、本市には掲載義務がないことが判決で確定した。しかし作者の人格的利益を侵害したとして損害賠償の支払いを命じた判決が確定した点では真摯に受け止める。
久保市議は「高裁判決では思想信条を理由に他の住民と比較して不公正な取り扱いを受けてはならないとしている。二度とこのようなことが起きないよう、憲法や社会教育法を踏まえた運営を求める」と主張しました。他に、市民に必要な施設をつくることについて、民設学童保育への支援拡充や児童虐待についてもとりあげました。