政策と活動

社会保障の大改悪をやめさせよう

総会に参加するとりうみ敏行、とばめぐみの両市議

 6 月9 日、さいたま市社会保障推進協議会の総会が開かれ、党市議団からとりうみ敏行、とばめぐみの両市議が出席しました。

 

 最初に、増田剛さん(埼玉協同病院・院長)による「埼玉県の医療の現状と課題」と題する記念講演がおこなわれました。その後の総会では、荒川常男会長が「安倍政権による消費増税と、憲法9 条改悪を急ぎ軍事費を5 兆円へと急増させている背景に、社会保障制度の大改悪が進行している」と厳しく告発し、「みんなの力で変えよう」と呼びかけました。

 

 とりうみ敏行市議は、「安倍自公政権は、国保税の『法定外繰り入れ』の削減や、廃止へ向けた自治体のとりくみを財政支援する『保険者努力支援制度』創設と、市区町村ごとに異なる保険料の都道府県内での統一を促す誘導策を狙っている。必要なのは高すぎる国保税の大幅引き下げであり、公費1 兆円の投入で抜本的な引き下げを実現しましょう」とあいさつをしました。

浦和区 仲町小の校舎増築が完了

仲町小の増築された教室

 建設を発注していた企業が倒産し、当初2月中旬に完成予定だった市立仲町小学校(浦和区)の校舎増築工事が5 月末に完了しました。6 月4 日におこなわれた内覧会に、とりうみ敏行市議が参加しました。

 

 仲町小学校は、現在学級数が35 クラス、1176 人の児童が通う過大規模校(※)です。今回の校舎増築で、3 階建て、9 教室、1 階から3 階には調理室や配膳室が配置されます。当面は4 年生を中心に利用され、空いた教室は理科室や第2 音楽室、児童たちの代表会議室などとして使われます。トイレはすべて洋式で、「みんなのトイレ」も完備しました。同小の教頭先生は、「毎年70 人近い子どもが増えている。今回の増築でいくらか余裕ができるが、数年でいっぱいになるのでは」と話しました。

 

 とりうみ市議は、「市内にはいくつもの過大規模校が取り残されている。引き続き、解消に向けた抜本的な対策を市に求めていきたい」と話しました。

 

 

 

(上写真:増築された調理室)

※過大規模校…学級数が31 学級以上。適正規模校は学級数12 ~ 18 学級、大規模校は学級数19 ~30 学級。

大宮国際中等教育学校 開校記念式典ひらかれる

右から金子あきよ、とばめぐみの両市議

 6 月1 日、さいたま市立大宮国際中等教育学校(大宮区三橋)の開校記念式典に、党市議団からとばめぐみ、金子あきよ両市議が出席しました。

 同校は、市立大宮西高校を、2019 年4 月から完全中高一貫6 年制の中等教育学校に移行した市立の学校です。今年1 年は大宮西高校最後の卒業生となる学年と、中等教育学校の最初の学年が共存し、2020 年3 月末をもって大宮西高校は廃校となります。

 

 校訓を「Grit(やり抜く)・Growth(成長し続ける)・Globa(l 世界に視野を広げる)」とし、国際バカロレアの導入等をめざす、さいたま市初のPFI 導入校です。不動産・警備・保険を扱う会社や、プログラミング教育を中心とするSTEM 教育学会が運営に参加しています。

 1 クラス40 名に対して担任2 名と副担任が配置され、1 クラスを3 つに分けた少人数教育をおこない、アメリカを舞台にした海外フィールドワーク、ピッツバーグ大学を中心にしたサマープログラムもおこなわれます。

 

 党市議団は、今後、保護者の経済的負担や他の公立校との教育内容の格差等についても注視していきます。

幼稚園・保育園などの園外活動の安全対策を緊急で求める

 5 月8 日、滋賀県大津市の県道交差点で信号待ちをしていた保育園児と保育士の列に車が突っ込み、園児など16 名が死傷する痛ましい事故が発生したことを受け、31 日、党市議団は清水市長に対して、保育園等の園外活動の安全対策に関する緊急の申し入れをおこないました。

 

 厚生労働省は指針などで、園庭の有無にかかわらず保育所の外で社会に触れる体験が重要だとしていますが、園外活動の安全確保は園側が配慮するだけでは困難です。さいたま市は認可保育所、幼稚園、認定こども園、小規模保育施設、市認定ナーサリールーム・家庭保育室などがあり、交通量が非常に多い地域にある施設も多いのが現状です。すべての子どもたちが安全に園外活動をおこなえるようにするため、次の対策を求めました。

 

 対応した子ども未来局は、「子どもたちにとってお散歩は大切な活動であるため、関係部局と連携して進めていきたい」と応じました。

 

 申し入れ事項は以下の通りです。

 

  1. 認可保育所、幼稚園など就学前の子どもが通う施設から、危険な箇所をていねいに聞き取り、道路管理者や警察署とともに点検をおこなう合同点検を、国と連携して実施すること
  2. 「危険箇所」の解消に向け、ガードレールなどの設置や信号機等の新設、歩車分離、歩道の確保など、有効な対策を国と協力して推進すること
  3. 安全対策のために必要な予算措置を、補正予算を含めて実施すること
  4. 園外活動における安全確保に必要な保育園等の職員の配置基準を引き上げること
  5. 関係各局が連携して対策に取り組むための部局横断的体制をつくること

見沼区 小学校建設 2025 年開校では遅すぎる

「大和田1丁目に小学校建設を早期に求める会」が開催した説明会

 5 月30 日、大砂土東公民館で「大和田1丁目に小学校建設を早期に求める会」が説明会を主催し、市教育委員会から状況説明を受けました。党市議団から、とばめぐみ市議が参加しました。

 

 市教委からは「今年度に基本計画をおこない、2020 年度にPFI 導入など整備手法の検討。21 年基本設計、22 年度詳細設計、23、24年度建設工事、開校予定は25年度4月」と、従来と変わらない説明がおこなわれました。

 

 参加者からは「6 年も先では子どもは中学生になってしまう」「学校まで2 キロも歩いて通学している。もっと早く建設できないか」など切実な声が出されました。「従来の学校建設に比べ、基本計画や整備手法に時間をかけすぎているのではないか。もっと短縮できないのか」との質問も出されましたが、市教育委員会からは明確な回答はなされませんでした。

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