金子あきよが現場を歩く 「点字で投票したい」の声を受けて
参議院選挙(7月21 日投票)のあと、視覚障害者の方から、「投票所でサポートを依頼したところ、すぐに代理投票(職員による代筆)を案内されたが、点字で投票をしたかった」という声が私に寄せられました。
市選挙管理委員会に問い合わせたところ、どの投票所にも点字器が備えられており、視覚障害者の方に対しては、「ルーペを使用して自書するか」「点字投票するか」を確認し、いずれにも該当しない場合に代理投票を案内することにしているということでした。そこで、取り決め通りおこなわれていない実態について改善を求めました。
市選管から、この内容を選挙事務従事者に徹底するよう各区選管に周知文書を送るとともに、10 月の参議院補選時の「投票事務要領」を改定し、点字投票の案内方法や点字器の持ち込みが可能であることがはっきりわかる表現に改める、と回答がありました。視覚障害者の権利保障の点で、一歩前進となりました。