2016年06月16日|
【6月議会 議案外質問 保健福祉】学童保育の整備と指導員の処遇改善を
6月8日、保健福祉委員会で議案外質問がおこなわれ、戸島よし子市議が学童保育について質疑しました。
戸島:公立放課後児童クラブの不承諾数は1363人。待機児童の状況と対策は。
市:不承諾で民間学童に入所していない児童で609人。不承諾の多いのは、東岩槻・上木崎・善前・本太・西浦和・浦和大里・大谷場の7小。民間学童がない栄和・中島・木崎・仲町小は整備を進めていく。
戸島:しあわせ倍増プランでは、来年度で待機児童解消とあるが、見通しは。
市:待機児童は解消できていない。引き続き民間の整備で進める。
戸島:民間の施設確保は困難。学校や公共施設なども使い施設を整備し民間に貸与すべき。
市:庁内で協議し積極的に進めていきたい。
戸島:指導員の確保が困難。仕事の専門性のわりに処遇が低すぎる。6年目で1万2000円の加算のみ。国への補助金申請額と市の負担分は。
市:国へは1136万円申請、市の負担額は379万円。
戸島:国は非常勤配置で158万円、常勤配置で293万円のどちらかを選択する補助金をつけた。満額申請をした場合の対象学童数と申請額、市の負担額は。
市:146クラブ、申請額は4億2807万円、市負担額は1億4269万円。
戸島:満額申請すれば5万円位の給与アップができる。満額申請すべき。
市:保育士とのバランスと財政負担等を十分勘案した上で、国の補助金を活用していると認識している。
市長公約の「待機児童解消」の見通しも立たないなかで、指導員の処遇改善の国庫補助を市の財政負担を口実に、満額活用しない姿勢は問題です。