政策と活動

視察

犯罪被害者への救済支援を 埼玉犯罪被害者援助センターを視察

 6月5日、久保みき市議と、もりや千津子市議が、南区にある公益社団法人「埼玉犯罪被害者援助センター」を視察しました。

 

 ここは、「犯罪被害にあわれた方の苦しみに寄り添いつつ、被害者が苦しみから少しでも早く回復され、普段の生活を取り戻すこと」を目的に、2002年2月に設立されました。

 このような犯罪被害者援助センターは全国に48ヶ所(各都道府県に1カ所ずつ、北海道は2ヶ所)あり、電話相談をはじめ、面接相談、カウンセリング、法律相談などをおこなっています。

 昨年は全国で電話相談が2万5451件、そのうち強姦や強制わいせつなどの性犯罪が1万2419件(48.8%)を占めるということでした。

 

 埼玉犯罪被害者援助センターでも、2013年に性暴力・性犯罪被害者への支援における連携・協力に関する協定を締結し、性犯罪被害者への支援をおこなっています。ここでも性犯罪の電話相談は年300件を超えます。

 センターの設置義務は都道府県にありますが、埼玉犯罪被害者援助センターへの県費投入はたったの90万円(年額)。今年度からやっと、法律相談とカウンセリング事業について県からの委託費が投入されることになったものの、わずか130万円(年額)です。職員は「本当は24時間365日開設したいが、マンパワーも財源も足りない」と話しています。

 

 視察した久保市議は「埼玉犯罪被害者援助センターへの公費助成を大幅に増やすことが求められる。犯罪被害にあうと何もかも失い、家族も含めて苦しみは長きにわたる。被害者救済支援について、政治が本気になってとりくむべき」と話しました。

 

公益社団法人「埼玉犯罪被害者援助センター」

さいたま市南区沼影1-10-1ラムザタワー3F

TEL:048-865-7830

月曜日~金曜日 8時30分~17時まで

*相談・支援は無料 秘密は守られます

藤右衛門ポンプ場視察 あってはならない汚水流出

 1 月13 日、とりうみ敏行、もりや千津子の両市議は南区にある藤右衛門ポンプ場を視察しました。

 昨年8 月22 日に発生した台風9 号の影響で、藤右衛門ポンプ場付近の南区太田窪地域から浦和区の原山方面などにかけて、汚水が逆流して流出しました。この問題ではもりや市議、とりうみ市議が議会質問でも取り上げてきました。

 市は「ゲートにものを噛みこんだために起きた事故」と説明しましたが、過去にも2 回汚水逆流が起きています。再発防止策を早期に確実にすすめるためにも、市民の目線で再度現場検証する必要があり、視察にとりくみました。

 

 視察には担当課と施設を管理する事業者も立会い、両市議のほかに南区、浦和区の住民も説明を受けました。そのなかで、市が説明しているゲートの噛みこみ事故は推測であって、その後の検証や確認はおこなわれていないことなども明らかになりました。

 市は「台風で雨量が増えたことも原因」と答弁しましたが、本来下水管に雨水が混じること自体が問題です。雨水管と下水管の誤接対策や老朽管の改修などの抜本対策こそが求められています。

桜区 新開小 改修でトイレがきれいに

 12 月26 日、久保みき市議は桜区の新開小学校を視察しました。昨年の春に新開小を視察した際にはトイレの老朽化がすすんでおり、議会でこの問題を取り上げて改修を急ぐよう求めてきました。

 

 改修が決定したあとも、工事の入札が2 度も不調になり、なかなか着手されませんでしたが、昨年秋に改修工事が終了し、大変清潔で快適なトイレへと生まれ変わりました。

 

 市内の小中学校には、改修を必要とする老朽化したトイレがまだ残されています。教育環境整備の観点からも、早急なトイレ改修が求められています。

川口自主夜間中学視察 さいたま市に夜間中学を!

 6 月4 日、義務教育未修了者のための法案を今国会で成立させるための院内集会が行われました。また6 月9 日には、超党派の議員連盟が川口の自主夜間中学を視察し、党市議団から久保みき市議が参加しました。
 川口自主夜間中学は、公立の夜間中学が埼玉県に一校もないことから30 年前に「埼玉に夜間中学をつくる会」と共に開校しました。授業は無料で、先生やスタッフはすべて無償ボランティアです。
 視察後の意見交換会では、運営の支援を求める声や、都内の夜間中学を卒業した方から「都内の夜間中学に通うことは大変困難。埼玉に夜間中学を設置する必要がある」と強く訴えられました。埼玉県下から都内の夜間中学に通った生徒は延べ数1000 人を超えています。久保市議は「全県に最低1 校以上の公立夜間中学校の設立を、と声が上がっている今、埼玉県に公立夜間中学校を何としても設立する必要がある。県都さいたま市で公立の夜間中学校の設立にむけて力を尽くしたい」と語りました。 

県立小児医療センター視察 「病院機能を残してほしい」地域住民・患者家族の願い

 6 月8 日、戸島よし子、大木学両市議は、党県議団と県立小児医療センターを視察し、地元住民や患者家族のみなさんと懇題しました。
 小児医療センターでは未熟児新生児病棟のNICU を中心に視察しました。「晩産化でハイリスク出産が増えている。移転で総合周産期医療が可能になる」と説明がありました。
 患者家族との懇談では、「最近、患者だった小学1 年生が亡くなった。現在地には、『なんらかの医療機能を残す』と言われたが、177 人の重症患者の入院機能を持った診療所は、移転するまでの経過的措置だ」「比較的新しい発達外来棟を使って、40 床のレスパイト施設『医療型障害児施設』をつくると言っている。こうした施設は必要」「東部地域には救急やNICU のある小児病院が絶対必要。今後も求めていく」「岩槻特別支援学校を閉鎖せずに、特別支援学校として残してほしい」などの意見が出されました。改めて、小児医療センター移転後の課題が見えてきました。

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