政策と活動

申し入れ

党市議団の2014年度予算要望に市が回答 特別支援学級整備 2校ずつから20校

 2014年2月5日、党市議団の提出した2014年度予算への要望書に対するさいたま市からの回答を清水はやと市長より受け取りました。

認可保育所の増設を 
 党市議団の「認可保育所を抜本的に増やし、入所を希望する子どもがすべて入所できるようにすること」という要望に対し、市は「平成26年度は定員672人増。27 年度は570人分の新設・増設をおこなう」と回答しました。

特別支援学級の全校配置を早急に 
 党市議団の「毎年2校ずつの整備ではなく早急に全校配置すること」という要望に対し、市は「平成26年度については20校で新増設をすすめる」との回答を寄せました。今までの10倍のペースです。8600万円の予算が計上されました。

南浦和駅のバリアフリー化すすむ 
 長年求めてきた南浦和駅バリアフリー化を求める要望に対し、市は「エレベーターの設置は平成26 年度に西口、27年度に東口の改札のエレベーター設置工事に着手する」と回答しました。

子ども医療費無料制度を守る 
 なお、子育て支援医療費助成事業に関しては現行制度の枠組みで同程度の予算が計上されています。引きつづき、「子ども医療費の無料化を守れ」の声を届けていくことが重要です。また、項目によっては前進しない回答も多いため、引きつづき市議会で実現を求めていきます。

市長が下水道料金25%値上げ方針示す 党市議団は撤回を市に申し入れ

 2013年11月6日におこなわれた下水道事業審議会において、清水市長より、来年(2014年)6月からの下水道料金25%値上げ方針が示されました。

 審議会では「来年から消費税が上がるもとでどうなのか」「値上げで(4年間で)20億円の黒字になるのはどうなのか」などの意見が出されました。11月19日に2回目の審議会が開かれ、値上げは「やむを得ないもの」とする答申を採択しました。

8 年で2 倍近い値上げに 
 
 2006年に30%、2010年に28.9%と連続して値上げされてきた下水道料金。今回の値上げが強行されれば、8年間でなんと84.3%と2倍近く値上げされることになり、近隣市町村でもっとも高い下水道料金となります(下表)。市は「一般会計からの繰り入れをなくすため」と説明しますが、4年間で約20億円の黒字が想定されており、道理のない値上げ計画です。

 来年度だけでも、消費税8%への大増税、市・県民税あわせて1000円の値上げ、さいたま市公立放課後児童クラブ(学童保育)の2000円値上げ(2年連続値上げで元の倍に!)など、国・県・市の負担増計画が目白押しです。下水道審議会の答申書でも「今後の経済情勢・市民負担を考慮すると、『もう少し改定率を下げられないか』、また、『値上げの金額を調整できないか』という意見等もあった」ことに触れ、値上げにあたり「これらの意見を尊重」するよう求めています。

 日本共産党さいたま市議団は、25%もの大幅値上げをこのまま見過ごすわけにはいかないと考え、市に値上げ方針の撤回を申し入れました。公共下水道は重要なライフラインのひとつです。下水道普及は市の責任で100%めざしてとりくむべきものです。税金を繰り入れることは市民の理解を得られるものと考えます。

 日本共産党さいたま市議団は、下水道料金の値上げ撤回に力を尽くす決意です。

子ども医療費は無料のままがいいね!

 2013年8月24日~25日のさいたま市行財政改革公開審議会において「子育て支援医療費助成事業」、いわゆる子ども医療費無料化制度がテーマにあがり、見直しが提起されたことをうけ、8月30日、党市議団がさいたま市に対して「子育て支援医療費助成事業制度の堅持を求める申し入れをおこないました。

 行革公開審議会では、子ども医療費無料化を見直す理由として、当初の見込みより医療費が増加していること、出生数・率が改善されないこと、「コンビニ受診」(注:①)が問題になっていることなどをあげています。

 山崎あきら市議は「子育て真っ最中の保護者にとって大変助かる制度」と話し、神田よしゆき市議は「他市にさきがけて充実させてきた誇るべき制度。これからも無料化を守ってほしい」と、この制度の堅持を求めました。
 戸島よし子市議は「医療費の増加というが、1人あたりたった900円の増加。対象児童数や受診件数のデータがないなかでの議論は、市の姿勢が見直しありきであることの表れ」と話しました。

 対応した大塔幸重保健福祉局長は「この事業が市民に喜ばれており、子育て支援になっていることは理解している。市民全体のニーズを把握したうえでバランスを取りたい」と答えました。
 また「コンビニ受診については一部の小児科医から聞いているが、実態をつかんでいないので、実態を把握したい」と答えました。党市議団は引き続き、医療費無料化を堅持するため全力をあげます。

 注:①コンビニに行くように、気軽に夜間救急や土日診療を受診すること 

陸自大宮駐屯地毒ガス問題で市に申し入れ 災害・事故時の対応と市民への説明会を求める

 2013年7月、陸上自衛隊大宮駐屯地(北区日進町)の化学学校で、サリン等7種類の毒ガスを保有し、多い年で500グラム以上製造されていることが、塩川鉄也衆院議員へ防衛省が提出した資料で明らかになりました。
 また、化学学校の内部規則で「緊急時の措置等」として「地震、火災、又は特定物質〔編集部注:毒ガス〕の製造等に伴う事故の発生」を想定し、「被害が駐屯地外に及ぶ恐れがある場合には、直ちに自治体、警察署、消防署、近隣の住民及び自治会並びに駐屯各部隊に通報する」と定めています。

 しかし、市は毒ガスの存在をこれまで認識しておらず、毒ガスの存在も、化学学校からの通報があった際の対応についても、いっさい説明がされてきませんでした。
 これでは想定されている事故時に市民の命と安全を守ることはできません。また致死性の毒ガスが人口密集地に大量にあることも見過ごせない問題です。

 こうしたことから党市議団は8月2日、市に対し、
①国の説明を求めること
②事故・災害時の対応を具体化すること
③化学学校に軽微な事故でも報告させること
④住民説明会を行うこと
⑤化学学校の移転を求めることを申し入れました。

 申し入れに市は「製造・保管について事実関係の確認をおこないたい。そのうえで、国の管轄ではあるものの、安心・安全の面から対応を検討したい」と回答しました。

 党市議団は引き続き市民の命と安全を第一に、行政と協力してこの問題に取り組んでいきます。

風疹の予防接種 公費助成を求めて申し入れ

 2013年6月11日、党市議団は、さいたま市に対して風疹の予防接種の公費助成を求める申し入れを行いました。また同時に新日本婦人の会4支部(浦和・大宮・与野・岩槻)のみなさんが、さいたま市に対して、風疹の予防接種の公費助成を求める要望書を提出しました。

 昨夏から全国的に風疹が流行しており、患者数は全国で8500人を超えています(申入れ時点)。抗体を持たない、または低い抗体価の女性が妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障などの「先天性風疹症候群にかかる可能性がある、といわれています。

 風疹の感染をふせぐには幅広い成人が予防接種を受けることが重要です。しかし費用が1万円ちかくかかり、高価なため、接種率があがっていません。そこで、独自で公費助成にふみきる自治体が増えており、埼玉県内ではすでに35 の自治体が公費助成をおこなうかもしくは助成を予定しています(申入れ時点)。

 新日本婦人の会のみなさんは、「さいたま市でも赤ちゃんを守るために早急に公費助成
を実施してほしい」と求めました。対応した保健福祉局長は「検討する」と答えました。

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