2021年03月08日|委員会|
予算委員会*まちづくり 新都心長距離バスターミナル 赤字見込みの予算に道理なし
3 月8 日、2 月議会予算委員会(まちづくり委員会関連)でとりうみ敏行市議が質問にたち、さいたま新都心に暫定整備された長距離バスターミナルについてとりあげました。
長距離バスターミナルは、東京オリンピック・パラリンピックでの供用をめざし、約63 億円あまりの事業費が使われ昨年6 月から開始されました。とりうみ市議が収支について質したところ、市は「歳出予算約6543万円に対し、収入は約2200 万円で4400万円の赤字。新年度予算でも4900 万円の赤字を見込んでいる」と答弁しました。
とりうみ市議は「暫定整備といって市民の税金を63 億円もつぎ込んでおきながら、コロナ禍とはいえ、新年度から赤字予算とすることに道理はない」と強く批判しました。
市庁舎の移転先にもバスターミナル?
続いてとりうみ市議は、さいたま市合併以来、懸案となっていた新庁舎建設予定地が、さいたま新都心バスターミナル用地に決まったことから、「バスターミナルの本格整備は進めるのか。すでに暫定整備した現在地はどうなるのか」と質しました。市は「本庁舎との複合機能の継続を基本としながら、国から要望されている『バスタ大宮』を見据えて、バスターミナルの役割分担の検討を進める」として、あらたなバスターミナル建設を示唆しました。
とりうみ市議は「市庁舎移転で多額の費用がかかるうえに、バスターミナルをもうひとつ作るなど、これ以上の無駄使いは止めるべき」と主張しました。