議会報告

金子あきよ

2022年2月議会*文教委員会 公民館全館へのWi-Fi設置を急げ

文教委員会で質問をおこなう金子市議

 金子あきよ市議は公民館運営審議会についてとりあげました。

 

 公民館運営審議会は、社会教育法29条、さいたま市公民館条例第22条に基づいて設置され、生涯学習総合センターおよび地区公民館における各種の事業の企画実施について調査審議する機関です。

 

金子 今期の公民館運営審議会には、「デジタルトランスフォーメーション推進に向けた公民館事業の在り方について」が諮問されている。審議会からは、公民館におけるWi-Fi環境整備の必要性が指摘されると思うが、対応を急ぐべきではないか。

 

生涯学習総合センター館長 2022年度は10拠点公民館へWi-Fiの環境の整備を進めていく。

 

金子 さらに全館に広げる方向性を持っているのか。

 

生涯学習総合センター館長 ランニングコストが年間約1000万円強かかるので、60館への一度の設置というのは難しい。

 

 金子市議は「公民館全館へのWi-Fi環境の整備は市民からの強い要望。早期の実現を求めたい」と話しました。

2021年12月議会*文教委員会 特別支援学級に教職員の加配を

 12月6日、文教委員会の議案外質問で、金子あきよ市議は、特別支援学級の教員体制について質しました。

 

 

金子  特別支援学級の職員配置の現状は。

 

学校教育部長 本年5月1日時点で小学校246名、 中学校179名(小学校245学級、中学校120学級)。小学校に追加でスクールアシスタント(SA)が1名配置される。

 

金子 小学校だけにSAが配置されている理由は。

 

学校教育部長 中学校については、2学級になると1人担任外教員が配置されるので、定数上余裕が少しあるため、SAは小学校に配置される。

 

金子 現場の先生方から、SAは勤務時間が短く、単年度契約で、体制や教育内容に困難があるとの声が寄せられている。小学校でも担任外教員の配置ができないのか。

 

学校教育部長 国の法令に基づいて市として配置基準を設けている。

 

金子 教員配置ができないなら、かつての支援員のように勤務時間を長くして、子どもがいる時間をカバーできるような体制が必要なのではないか。

 

学校教育部長 校長のマネジメントによってSAのやりくりをしていただいている。

 

 

 金子市議は「特別支援学級の教育内容、体制の強化のためには専門性を担保できる教職員の配置がぜひとも必要」と求めました。

 

2021年12月議会*文教委員会 少人数学級を4~6年生でも

討論する金子あきよ市議

 12月6日、文教委員会で、学びと健康を保障する少人数学級を求める会のみなさんから、署名1万3338筆とともに提出された「さいたま市独自で少人数学級実現を求める請願」の審査が行われ、金子あきよ、たけこし連の両市議が出席しました。

 

 この請願は、来年度から実施される35人以下学級について、小学4・5・6年でも実施をすること、また、特別支援学級の学級定数を8人から6人に減らし、教員体制を充実させることを求めています。

 

 金子市議は「すべての子どもたちが少人数学級のなかで小学校生活を送ることができるようにしてあげたいが、このままのペースでは、今の3年生以上の子どもたちには間に合わない。すでに小学校4年から6年での少人数学級を実施している政令市が20市のうち半数以上にのぼる。本市としても国のとりくみに上乗せして、導入のスピードをあげるべき。また、特別支援学級では学級定数を減らして教員をふやせば、低学年と高学年を分けた編制や、障がいの程度にあわせた編制が可能となる」と採択を主張しました。

 

 しかし、他会派の市議が「4月までに前倒しをするのに必要な教室転用、仮設校舎の設備、 教員の追加募集を行うことは現実的には極めて困難」といった理由で反対し、不採択となりました。

2021年9月議会*予算委員会 新型コロナワクチン3回目に49億円

 10 月14 日、予算委員会がひらかれ、神田よしゆき、金子あきよの両市議が出席しました。

 最終本会議前日に提出された補正予算案は、新型コロナワクチンの3 回目接種のための予算です。予算規模は49 億3087 万円、ワクチン接種2 回目からおおむね8 カ月が経過した市民に対し、追加接種を実施します。

 金子市議は「市民のなかには、8 カ月もたてば、2 回目の接種を自分がいつ受けたのか、分からなくなってしまう方もいるのではないか」と質問。市は「ある程度の期間で抽出して送付する。周知を徹底したい」と答弁しました。また「2 回目までの接種済証について、再発行の求めがあった場合はすみやかに対応すべきと考える」と求め、市は「再発行できるように調整中」と応じました。

 金子市議はさらに、11 月以降、3回目の接種が始まってからでも、1回目、2回目を初めて打つという人が混乱しないで打てるような手立てを求め、市は体制を準備すると応じました。

 この予算案は全会一致で可決されました。今後、11 月から対象者への接種券発送が開始され、12 月以降に追加接種が実施されます。

9月議会*決算(出資法人)文化振興事業団 下請労働者の権利を守る 責任明確に

 10月6日、決算委員会(出資法人)において、金子あきよ市議が文化振興事業団の経営状況報告について質疑しました。
 金子市議は昨年9 月議会の一般質問で、さいたま市文化センターの再委託先業者に社会保険の不加入などの不正常な実態があることを指摘し、その是正を求めた経過があります。

 昨年12 月時点でこの実態は改善され、必要な労働者はすべて社会保険に加入したという報告を受けていました。
 しかし、今回の経営状況説明書のなかでは、改善部分が確認できず「委託金のなかに労働者の社会保険事業者負担分が含まれているかどうかは各事業者内の労使関係なので市では分からない」という説明でした。

 

 金子市議は「それが不正を見過ごす結果になったという認識はあるか」と質しましたが、「業務委託仕様書に基づいた業務をしっかりと完了したというなかで支払い等もおこなっている」と、業者の不正を不問に付すかのような答弁でした。

 

 金子市議は4 月から11 月の未払い分は600 万円以上になるとの労組の試算も紹介し、遡って契約の不履行にあたらないかの調査が必要だと指摘しました。

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