市教育長と懇談 いじめのない学校と社会を
日本共産党さいたま市議団と伊藤岳・党県民運動委員会責任者は、2012年12月21日に党提案「『いじめ』のない学校と社会を」を桐淵教育長に手渡し、懇談しました。
加川よしみつ市議は、党の提案の中心点について、いじめへの対応を後回しにしないことなど、子どもの命を最優先にした内容であることを話しました。伊藤氏は、「提案は教育現場の意見をもとにつくっている」と述べ、「数値目標」にしばられ、いじめの報告をためらう傾向があることや、教員が書類作成・研修などに手を取られ子どもと向き合う余裕がない現状などを伝えました。
桐淵教育長は、「提案は共感するところが多い」「私たちも子どもの命を優先して取り組んできた」と話しました。また、「いじめが起きたらちゅうちょせず対応している。まずいじめ行為をストップさせることが大事」と強調し、子どもたちの人間関係づくりに学校行事を重視していることや、問題解決には社会全体で支えることの必要性などを語りました。
党市議団は、いじめ犠牲者を生まないために、繰り返し議会でいじめ問題をとりあげてきました。問題解決に市と共同して取り組むとともに、さいたま市の教育の在り方や、30 人学級の導入など環境整備の改善を引き続き市に求めていきます。