政策と活動

懇談

現場を歩く 金子あきよレポート 障害者入所施設を見学

右から金子あきよ、久保みきの両市議

 5 月25 日、私と久保みき市議で川口市の入所支援型障害者施設「はれ」とグループホーム「オレンヂホーム」の見学に行きました。施設長から建設の理念、制度的な基盤などのお話をうかがいました。今年4月に開設した「はれ」は40 人の定員で、居室はすべて個室、6つのユニットに分けられ少人数での生活が送れるようになっています。仲間の作品が室名プレートとして使われ、明るくて温かい印象の建物でした。また、日中活動や地域生活の維持に配慮を感じました。

 

 「はれ」は建設に際して、国・川口市から補助金を受けていますが、運営のための大きな課題は職員の確保で、人件費に対する大幅な支援が必要とのお話でした。同時期にさいたま市西区に入所施設が開設しましたが、さいたま市の入所待機者はのべ300人以上(2019 年2 月1 日現在)います。「暮らしの場」はまだまだ不足しており、議会でもとりあげていきたいと思いました。

住宅街に銃声 訓練に不安広がる 平和委員会が市と懇談

両平和委員会と危機管理課の懇談に同席するとりうみ敏行市議(右上)

 5 月24 日、自衛隊大宮化学学校と陸上自衛隊大宮駐屯地について、おおみや平和委員会とさいたま南平和委員会が市の危機管理課と懇談しました。この懇談には、党市議団からとりうみ敏行市議が同席しました。

 

 はじめに、事前に渡していた要望書について市から回答を受けました。市と自衛隊との連携体制については、住民の声を届ける機会として年1 回の検討会があるが、災害時対応が主で議事録は作成していないと回答がありました。

 

 また、自衛隊大宮化学学校については、2~ 3 月にかけて4 種類の危険物を製造し1年間研究した後、翌年5月に廃棄することを毎年繰り返しているとのことでした。

 

 また、自衛隊大宮駐屯地内の宿舎跡地について、市は自衛隊から駐屯地としての有効利用を検討していると聞いているが、具体的に示されていないと回答。参加者からは「駐屯地の拡大につながるのではないか」という懸念が出されました。

 

 懇談では、大宮駐屯地内における銃砲訓練に対する近隣住民の不安が出され、銃砲訓練自体を止めるよう求める声が出されました。市は、「実弾ではなく空砲であり、市民から騒音の苦情はとくに入っていない。自衛隊から自治会に事前連絡していると聞いている」として、銃声を「騒音」としかとらえていない姿勢が明らかになりました。

 

 参加者からは、「空砲とはいえ、銃声は工事等の騒音とは違う。住民に不安をもたらすものであり、子どもたちの心に与える影響も大きい。市の申し入れを求める」との要望が出され、市から自衛隊に申し入れることを約束しました。

緑区 教育センター跡地 解体工事で要望

懇談で挨拶をする松村としお市議

 5 月21 日、緑区三室の総合教育センター跡地の建物解体について、「教育センター跡地利用を考える会」が埼玉県と懇談・要望をおこない、党市議団から松村としお市議が同席しました。

 

 今年度、埼玉県は同跡地解体工事に約8億円の予算をつけました。工事は冬からはじまり、来年度に渡る見通しです。住民がもっとも不安に感じているアスベスト対策については、解体工事の業者が決まってから説明会などが具体化されることが懇談で明らかになりました。

 参加者からは、工事説明会を広く知らせることと合わせて、住民が参加しやすい開催曜日や時間を設定することや、県の担当者が説明会に同席すること、アスベストの使用状況等の情報を開示することなどの要望が出されました。

 

 松村市議は「粘り強い住民運動とくり返しの議会質問でようやく防災公園に向けた計画が動きはじめた。解体・整備過程も安心・安全にすすめられるよう、県と市の協力を求めたい」と話しています。

桜区 水路の蓋かけで安全な歩道にして

要望書提出に同席する久保みき市議

 5 月14 日、「住みよい桜区をめざす連絡会」のみなさんが、水路に蓋かけをして歩道の整備を求める要望書を、246 筆の署名を添えて市に提出しました。要望書の紹介議員でもある久保みき市議が同席しました。

 

 桜区道場の栄和南住宅北側を通る道路には、幅約2 m、深さ約3 mの水路があります。

 この道路は歩道がなく道幅もせまいため、とても危険です。近隣住民は、蓋をかけて歩道にして歩行者の安全をはかってほしいと要望しています。

 

 市との懇談には、近隣住民や栄和小学校に子どもが通っている保護者も参加しました。参加者からは「いま全国で重大な交通事故が相次いで起こっている。この道路は栄和小の通学路になっており、事故が起きてからでは遅い。途中までは蓋かけがされて歩道になっているから、その先も蓋かけはできるはず。市は市民の命を守る立場で早急に歩道を整備すべき」と強い要望が寄せられました。

緑区 国道122 号線 振動対策が前進

住民から現場で聞き取りをおこなう松村市議(2017年7月)

 東北自動車道・浦和料金所が2001 年に建設されて以来、周辺住民は振動・騒音対策を市に求めてきました。市も対策をとってきましたが十分な効果が得られませんでした。2017 年に松村としお市議も同席して市と改めて交渉し、同年に振動を測定。結果を踏まえて2018 年10 月に道路を改修し、11 月にふたたび振動を測定しました。

 

 今年1月に南部建設事務所道路維持課と住民との懇談がおこなわれ、松村市議も同席しました。懇談では、振動の平均値で浦和料金所建設前を下回ったと報告され、住民からも「昼間は気にならなくなった」との声が出されました。

 

 同時に、振動の最大値は高い値が出ており、「深夜に振動を感じる」との声もありました。通行車の速度超過の影響も考えられます。市から警察に速度規制や取り締まりの強化を要望することになりました。担当者からは、道路舗装が劣化した際には必要に応じて対応する旨の発言がありました。

 

 松村市議は「昨年7 月に浦和東警察に速度規制強化を住民とで要望したが、引き続きとりくむ」と話しています。

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