政策と活動

懇談

深刻な人手不足 処遇改善が切実 学童市連協と懇談

学童市連協と懇談をおこなう党市議団

 党市議団は10 月28 日にさいたま市学童保育連絡協議会(学童市連協)と懇談し、党市議団から久保みき、松村としお、とばめぐみ、たけこし連の各市議が出席しました。

 

 西田隆良会長から市政に対しておもに次の3つの要望が話されました。

 

1、人手不足解消のため、国の処遇改善費1クラブあたり300 万円を満額適用してください

 

2、施設は行政の責任で整備してください。せめて施設整備費を国水準の1300 万円に、家賃補助の上限を実勢価格に合わせて増額してください

 

3、子どもの命を守るため、市内すべてのクラブにAED を設置してください

 

 さいたま市では学童保育(放課後児童クラブ)は民間まかせになっているにもかかわらず、支援が不十分な実態が具体的に語られました。

 

 要望を受けて松村市議は「これらの要望は党市議団としてもこれまで議会質問でとりあげてきたことであり、大いに賛同するとともに、実現のために力をつくしたい」とこたえました。

核兵器禁止条約発効まであと一歩 さいたま市原水協と懇談

さいたま市原水協と懇談をおこなう党市議団

さいたま市でも意見書採択を

 

 10 月28 日、原水爆禁止さいたま市協議会(さいたま市原水協)と党市議団が懇談し、神田よしゆき、とりうみ敏行、とばめぐみ、たけこし連の各市議が参加しました。

 

 2019 年10 月18 日現在で、核兵器禁止条約を批准した国は33 ヵ国に達し、発効に必要な批准50 ヵ国まで残りわずかです。全国の424 自治体議会(全自治体の24%)では、日本政府に核兵器禁止条約への調印・批准・参加を求める意見書決議が採択され、埼玉県でも上尾市、川口市、春日部市など14自治体で採択されています。

 

 さいたま市原水協からは「核兵器禁止条約発効まであともう一歩。さいたま市議会でも批准を促す意見書を採択してほしい」と要望があり、核兵器廃絶1000 万署名にとりくんでいるとの報告がありました。とりうみ敏行市議は「核兵器禁止条約発効の際に、唯一の被爆国である日本の政府が批准していない状況があってはならない。市民のみなさんの運動と力を合わせ、意見書採択へ力を尽くしたい」と話しました。

加齢性難聴にも補聴器の公的補助を

補聴器補助について懇談する党市議団(右から)久保みき、松村としお、とりうみ敏行、たけこし連、とばめぐみの各市議

 9 月27 日、党市議団は生活と健康を守る会さいたま市協議会と加齢性難聴者の補聴器助成について懇談しました。懇談には、とりうみ敏行、松村としお、久保みき、とばめぐみ、たけこし連の各市議が参加しました。

 

 同協議会は、「誰でも加齢とともに耳が聞こえにくくなり、70 歳以上の約半数が難聴と言われている。補聴器を利用したくても高額で買えず、多くの高齢者から会話や外出の機会を奪っている」として、加齢性難聴者に対する補聴器購入の公的補助を求めています。加齢性難聴は認知症やうつ病の危険因子の一つで、これらが補聴器の活用によって緩和されることも明らかになっています。

 

 しかし、補聴器が高額のため難聴者の利用は14%にとどまっています。現在、補聴器助成は障害者手帳を持つ重度の難聴者に限られていますが、全国20 以上の自治体では補聴器購入費助成制度があり、埼玉県では朝霞市が実施しています。

 

 懇談に参加したとば市議は「誰でも難聴になる可能性がある。本市としても他自治体に学びたい」と話しました。

金子あきよが現場を歩く 「点字で投票したい」の声を受けて

 参議院選挙(7月21 日投票)のあと、視覚障害者の方から、「投票所でサポートを依頼したところ、すぐに代理投票(職員による代筆)を案内されたが、点字で投票をしたかった」という声が私に寄せられました。

 

 市選挙管理委員会に問い合わせたところ、どの投票所にも点字器が備えられており、視覚障害者の方に対しては、「ルーペを使用して自書するか」「点字投票するか」を確認し、いずれにも該当しない場合に代理投票を案内することにしているということでした。そこで、取り決め通りおこなわれていない実態について改善を求めました。

 

 市選管から、この内容を選挙事務従事者に徹底するよう各区選管に周知文書を送るとともに、10 月の参議院補選時の「投票事務要領」を改定し、点字投票の案内方法や点字器の持ち込みが可能であることがはっきりわかる表現に改める、と回答がありました。視覚障害者の権利保障の点で、一歩前進となりました。

西区市政報告会 切実な要望を市政に届けて

報告をおこなう(左から)神田、たけこしの両市議

 9 月8 日、西部文化センター(西区)で開催された市政報告会に神田よしゆき、たけこし連の両市議が参加しました。

 

 はじめに、たけこし市議の初質問の動画を上映しました。たけこし市議は、「市民の声を直接届けることを意識した」と質問に込めた思いを語りました。神田市議は、再開発優先で市民の福祉予算が減らされている市政の問題について解説し、6 月議会に出された議案や請願などの報告をおこないました。会場からは、いじめ問題や公園遊具の使用禁止について、公民館の建て替え問題などについて質問や意見が出され、それぞれについて党市議団の政策を説明しました。

 

 また、水害の被害について「少量の雨でも通学路に水がたまる。早急な対応を」と切実な声が数多く寄せられました。参加者からは「議会を身近に感じた」「国保税や水道料金が全国と比べて高い。なんとかならないか」という感想や意見、コミュニティバスの利便性の改善を求める要望が寄せられました。

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