政策と活動

緑区

見沼田んぼ 農地をまもる道路対策求める

懇談に同席する松村としお市議(右から2人目)

 7 月6 日に見沼田んぼおよび周辺道路の整備等について農業者が市に要望し、松村としお市議が同席しました。

 

 加田屋橋と野田小学校を結んで見沼田んぼ地内を通る市道はメタセコイア並木になっており、市も景観の良さをPR しているエリアです。同時に、並木が農地に沿っていることで、伸びた根が排水溝を壊したり、枝が農地に落ちるなどの問題が起きています。対応を求めたのに対し道路環境課長は「現地調査をしたうえで対応策を考えたい」と応じました。さらに同地域では農地の排水が不十分で湿地化して作付けに不適な土地になってしまっていることから、改善を求めました。見沼田圃政策推進室長はとりくんでいく考えを示しました。

 

 また中野橋と締切橋(見沼区と緑区の境)の間の歩道整備の要望についても「整備に向け調整中」との回答がありました。

 

 松村市議は「見沼田んぼは多くの課題がある。解決に向け現地の方の声を反映して改善を求めていきたい」と話しています。

緑区 子どもが安全に遊べる公園へ

都市公園課に要望を届ける緑区住民と、同席する松村としお市議(右)

 4 月に緑区美園の浦和東部第二地区9 号公園周辺の住民から、子どもたちが安全に遊べるよう同公園にフェンスや時計を設置する要望書が提出され、松村としお市議が同席しました。

 

 この公園は区画整理事業地内にあり、周辺の新しい住宅には子育て世帯が多く住んでいます。そのため、子どもが多く利用しています。またすぐ近くに大型商業施設があることから車両の通行量も多く、公園ではボール遊びもできることから安全対策が強く要望されました。時計の設置についても、子どもたちが習い事や帰宅など行動するうえで必要として要望されました。

 

 対応した都市公園課職員は「要望については検討したい」と持ち帰りました。

1ヵ月で3793筆 学校給食費の値上げ分を保護者負担にしないで

署名提出に立ち会う(左から)久保みき、たけこし連、松村としおの各市議

 3 月24 日、市内の小・中学校に子どもが通っている保護者のみなさんが、市長と教育長に対して「学校給食費の値上げ分を保護者負担にしないことを求める要望書」を3793筆の署名を添えて提出し、懇談しました。懇談には党市議団から松村としお、たけこし連、久保みきの各市議が参加しました。

 

 参加した保護者からは「物価の上昇や消費税増税、新型コロナウイルスで、家計は大変苦しい。本当に値上げする気なのか」「保護者の声を聞いてほしかった」「学校現場でも非正規の教員が増えている。値上げは切実」などの声が出されました。

 

 また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大阪市が4 月から前倒しで小・中学校の給食費を全額無償化することを紹介し「さいたま市が値上げを決めた昨年7 月とは情勢が大きく違う。値上げの先送りも含めて再検討してほしい」として、市として方向転換するよう要望しました。

 

 市教育委員会からは「材料費が値上げしておりやむを得ない」との返答があったものの、参加した松村市議は「新型コロナウイルスのこともあり、保護者は先行きに不安がある。保護者の声を受け止めて値上げの見直しを検討すべきだ」と述べました。

羽田空港増便問題で学習会 元パイロットが警鐘「計画は撤回すべき」

参加者から活発な質問が出る

 国土交通省は、羽田空港の増便に伴い都心やさいたま市上空を含む住宅地などを低空飛行する新ルートの運用を3 月末から強行しようとしています。2 月上旬におこなわれた実機による試験飛行を目撃した市民からは、低空飛行や騒音に不安の声が上がっています。この問題で2 月23 日、「さいたま市南区羽田空港増便問題を考える会」が学習交流会を開き、市議団から松村としお、久保みき、金子あきよの各市議が参加しました。

 

 元日航機長の杉江弘氏が講演し、落下物や墜落の危険がルート下のどこでも生じることをくわしく解明しました。さらに騒音対策を名目として着陸時の降下角が3 度から3.5 度に引き上げられたことには米軍が管理する「横田空域」が影響していると指摘。国際的なパイロットの業界団体も安全上の懸念を表明しており、この計画は撤回するべきだ、と語りました。

 

 「羽田問題解決プロジェクト」の大村究(きわみ)代表が発言し、東京都品川区では新ルートの是非を問う住民投票の直接請求に取り組んでいることを紹介しました。

 

 参加した金子市議は「新ルート運用開始は目前に迫っているが、市民の不安はますます大きくなっている。計画の撤回を求め、市議団としても力をつくしたい」と話しました。

2020年度予算組み換えを提案 市民負担の軽減でくらしを守れ

予算組み替え提案を提出する党市議団

 党市議団は2 月7 日に「2020 年度予算組み替え要求」を市長に提出しました(財政部長が対応)。2020 年度予算案は、一般会計5627 億円(前年比1.1%増)、特別会計3167 億円(同1.6%増)、企業会計1264億円(同8.4%減)で総額1 兆58 億円(同0.1%減)の予算規模です。その中身は、大型開発やビッグイベントに多額の税金を投入しながら、多額の基金(貯金)をため込むもので、福祉や子育て、地域経済振興は不十分なまま放置されています。

 

 党市議団は、2020 年度予算案を見直し、予算全体の約2.3%にあたる210 億5600万円の使い方を変えれば、市民のくらしを応援する施策を充実できることを示しました(表)。

 

 

 組み替え提案では、各種基金の取り崩しや繰越金、再開発にかかる費用、公共施設マネジメント積立金、ビッグイベントなどで歳出カットをおこない、財源を生み出します。

 

 国民健康保険税(国保税)が4 年連続で値上げされ、2026 年まで連続値上げの計画がすすめられています。国保税の値上げは4億5000 万円で回避でき、25 億5000 万円あれば、子どもの均等割りをやめ、大人についても引き下げを実現できます。また、上下水道料金や公共施設使用料金は、約48 億円で消費税分の引き下げができます。4 月からの小中学校の給食費値上げも、8 億円で保護者負担を回避し、値下げもできます。今回、災害対策・被災者支援についても新たに盛り込みました。

 

 党市議団はくらし・福祉最優先に税金を使うため財政上の対案を「予算組み替え」というかたちで、毎年市に示しています。引き続き、予算委員会等の議会論戦を通じて市民要求実現に力を尽くします。

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