政策と活動

緑区

原山市民プール存続求める署名 1万2000人超える

「原山市民プールの存続を求める会」はプールの存続を求める署名を追加提出し、累計で1万2341筆となりました。署名提出には松村としお市議が立ちあいました。

 

同会が署名を集めるなかで「プール廃止方針を知らない」「なぜ廃止するのか聞かれた」と廃止方針が市民に伝わっていないことや、「沼影市民プールがなくなったから原山に来た」「原山もなくなったら行くところがなくなる」という声が寄せられたとの発言がありました。また「清水市長は直接声を聞いてほしい」との要望が強く出されました。

 

4月に同会が提出した質問状に対する都市局の回答もありました。おもにプールを利用している子どもの意見を「こどもパブリックコメント」で聞くよう求めたのに対し、「こどもの意見を取り入れるうえで、有効な手法の一つ」として今後研究していく旨を回答しました。また利用料金値上げで「社会的弱者を排除する公共施設では公共の理念を崩壊させてしまう」との指摘に対し「利用料金については民間事業者と協議し、施設の魅力度を勘案しながら検討」と値上げ前提の回答がされました。

なくさないで きんもくせい・ぎんもくせい  

2月議会予算委員会で質問する松村市議

さいたま市立病院(緑区)に隣接する公立の高齢者福祉施設きんもくせい・ぎんもくせい(グリーンヒルうらわ)の廃止に対し、利用者やその家族から廃止反対の声があがっています。昨年11月に清水市長も出席した都市経営戦略会議で方針を決定し、2月に議会へ報告。直後から利用者説明会が開催されました。

 

グリーンヒルうらわは通所のデイサービス(きんもくせい)、居住施設のケアハウス(ぎんもくせい)などあわせて約150人が利用。市は老朽化や民間参入が進んでいることを理由に、デイサービスは2025年度、ケアハウスは2030年度に廃止すると説明。市議団には廃止を知った市民から「ようやく入れたのに来年出て行けなんてひどい」「終(つい)の棲家と思っていたのに突然の廃止に怒りがわく」といった声が次々と寄せられています。

 

松村としお市議は2月議会の予算委員会で質問。市は「老朽化」といいながら、2018年に修繕費22億円と計算したのみで、「民間でできるところは民間に任せる」との答弁を繰り返しました。これでは「住民福祉の増進を図る」(地方自治法第2条)地方自治体の役割からかけはなれていると言わざるを得ません。

 

松村市議が「突然廃止を知らされ、怒りの声が寄せられている。唐突で説明不足ではないか」と質したのに対し、高齢福祉課長は「いたずらに長く不安を与えることのないよう、説明は控えてきた。唐突感があって、不安に思われたところは我々としても心苦しいが、方向性が決まったので説明した」と答弁。松村市議は「利用者の立場に立っていない。事業継続を求める利用者の声を受けとめて、もう一度検討すべき」と迫りましたが、市は「このまま進めたい」と答弁するばかりでした。

 

4月12日にはケアハウスの入所者が白紙撤回などを求める要望書を市に提出。25日に利用者や家族有志が存続を求める署名を市に届けました。住まいも介護も福祉であり人権です。一方的に廃止を進めるのではなく、利用者の声に耳を傾け、存続の方策を検討すべきです。

【緑区】草刈りと道路開通が実現

開通した地下道の前で

 見沼田んぼ地内、芝川沿いの市道に草が生い茂って通れないという声を受け松村としお市議が市に要望。さっそく実現し、ふたたび通れるようになりました。

 

 また、東北自動車道・国道122号をくぐるトンネルが長らく通行止めになっていましたが、地元住民の方から開通を望む声があり、要望や議会質問を重ね、10月に実現しました。

緑区 公園に時計の設置が実現

 緑区にある見沼氷川公園(通称・かかし公園)に、3年前から住民が要望していた時計が設置されました。

 

 「子どもたちが公園で遊ぶとき、帰る時間を決めていても何時か分からない」という声をきっかけに自治会を通して要望が出され、党市議団としても議会質問でとりあげ後押しをしてきました。こうした要望が実現するまで何年もかかるのが実態です。党市議団は公園整備関連の予算を増やすよう求めています。

久保みきが行く! 農業者への支援をいまこそ

 2月11日、私は見沼田んぼの農園(緑区)を訪ね、見学と懇談をしました。農園には野菜の直売所があり、平飼いのニワトリがいて、産みたての卵を販売しています。やぎも飼っていて、まさにアニマルウェルフェア(※)を実践。その場にいるだけで生き返ったような気持ちになりました。

 

 懇談では、田んぼの保全、新規就農者の課題などが話されました。さいたま市の水田の減少は深刻で、見沼田んぼでも水田面積は全体の5%ほど。貴重な水田を守り増やす努力が今こそ求められます。新規就農者の問題では、「夢と希望を持って有機農法をやろうと思っても、教えてくれる場所がない」「農業機械が高く、お米づくりに手が出せない」「年150万円もらえる青年就農給付金(今は農業次世代人材投資資金と名称変更)があるが、書類が煩雑で申請のハードルが高く、返金の条件もある。そのために、ストレスでメンタルをやられた方もいる」とのことでした。就農者にあった研修やその人らしい農業が実践できるような支援が必要です。

 

※アニマルウェルフェアとは

家畜に心を寄り添わせ、ストレスをできる限り少なく、行動要求が満たされた健康的な生活ができる飼育方法をめざす畜産のあり方。欧州発の考え方で、日本では「動物福祉」や「家畜福祉」と訳される。

ページトップへ