台風被害の経験を踏まえ災害対策をすすめて
台風19 号災害対策調査特別委員会ひらかれる
11 月18 日、台風19 号災害対策調査特別委員会がひらかれ、党市議団から久保みき、たけこし連の両市議が出席しました。
はじめに台風被害が拡大した原因と市の対策、避難指示や避難所、そして復旧復興について市の説明を受けました。
市は台風19 号の被害状況について「1 日で288 ミリの雨量を計測し、複数の河川の水位が上昇したことによって被害が拡大した」と報告。台風発生当日、強風を想定して午前中から市内198 カ所の避難所を開設したものの、想定を超える大雨となり市民が避難所へ移動するのは危険と判断、「垂直避難(少しでも高いところに移動)」への誘導に切り替える判断に至ったとのことでした。市は、水害時におこなうべき広域避難(区を越えた避難)について、避難計画の運用・協議が不十分だったと認めました。
質疑では、久保市議から、災害時に障害者が安心して利用できる福祉避難所の開設やペットの同伴避難について、たけこし市議からはニーズに応じた支援が迅速にできるよう各業界団体と災害協定を結ぶことを、それぞれ求めました。
台風時に市のHP がアクセス障害を起こした件についてはサーバーを強化し改善されることが明らかになり、浦和卸売市場や農業者への支援については12 月議会に補正予算が組まれています。その他、党市議団として提案していた福祉避難所の整備、福祉施設への国庫補助金投入、避難所まで移動できるよう民間バス会社等と協定を結ぶことなどは検討すると前向きな回答がありました。