政策と活動

沼影市民プールの存続と義務教育学校計画の撤回を

 9月5日、「沼影市民プール存続を求める会」と「武蔵浦和学園義務教育学校を考える連絡会」のみなさんが、沼影市民プールを廃止して義務教育学校を建設する計画について市と懇談をおこない、金子あきよ市議が同席しました。

 

 参加者から「今年の夏、多くの市民が沼影市民プールを訪れた。計画では来年度末までの営業となっているが、プールを残してほしいという要求は大変強い」との発言がありました。都市公園課はレジャープールの今後について、利用者へのアンケート、近隣自治体への聞き取り調査をおこなっているということでしたが、プール代替地の具体案は示されませんでした。

 

 続いて、義務教育学校の計画について参加者から、今後の説明会の予定、通学区域、現在の内谷中学校を小学1~4年生が使用する校舎にする改修工事の内容、沼影新校舎の設備などについて質問が多数出されました。「内谷中学校の建物の改修は予定していない。階段もプールもそのまま」「沼影新校舎にはプールはつくらない方向」などの回答に、子どもに寄り添うことのない姿勢だと参加者から驚きと批判の声があがりました。

 

 金子市議は「義務教育学校では大規模校の解消にはならないことが、いよいよはっきりした。議会質問を通じて計画の撤回を求めたい」と話しました。

 

【桜区】土合公民館にエレベーターを

生涯学習総合センター館長に要望書を手渡す会のみなさんと久保市議(右端)

 8月31日、住みよい桜区をめざす連絡会は、「土合公民館にエレベーター設置を求める要望書」を提出し、生涯学習総合センターと懇談し、久保みき市議が同席しました。

 住みよい桜区をめざす連絡会は、昨年、土合公民館利用者にエレベーターについてのアンケート調査をおこないました。22の回答が寄せられ、そのうち19が設置を求める声でした。自由記述欄には「高齢のため階段の上り下りが限界」など、切実な声が記されていました。懇談では、「エレベーターは高齢者、障がい者のみならず、ベビーカー利用の子育て世代にも必要」「2階の体育室で健常者と障がい者がいっしょにスポーツを楽しむためにも不可欠」などの意見が出されました。

 生涯学習総合センター館長は「市としては、3階に体育室がある施設についてエレベーター設置を進めている。その後については今後考える」と話しました。

 久保市議は「2017年に、市はエレベーターのない公民館すべてに設置可能調査を実施している。設置可能でエレベーターがついていない公民館は現在12館のみ。順次設置するべき」と求めました。

【南区】寄せられた声を区政へ

南区との懇談であいさつする金子市議

 

 さいたま市議団が実施した「くらしと市政についての市民アンケート」へ寄せられた回答のうち、162通が南区在住の方からの返送です。

 8月30日、金子あきよ市議は住民のみなさんとともに、寄せられた要望について南区役所との懇談をおこないました。金子市議らは現地調査や要望された方への聞き取りをおこない、追加資料も作成して懇談にのぞみました。

 懇談のなかで、福祉課や高齢介護課から生活困窮や高齢者介護の相談先など、具体的な施策を紹介されました。交通安全対策、道路の緊急補修などに関する要望は、南区くらし応援室が現地を確認して対応をするということでしたが、参加者からは「要望した交通安全施設(電柱幕や道路表示)の設置に時間がかかりすぎる」との意見も出されました。区は「限られた予算のなかだが、迅速に対応していきたい」との回答でした。交通安全対策のうち横断歩道や信号設置などは管轄する埼玉県警に、歩道橋の修繕などは国道事務所に、それぞれくらし応援室から要望内容を伝えてもらうことになりました。回答を求めて、県警などとの懇談もおこなう予定です。

 金子市議は「区の職員との話し合いで連携がつくれたことは重要。引き続き区民の要望の解決、実現に向けて取り組んでいきたい」と話しました。

浦和大里小の工事現場を視察

視察するとりうみ市議

 8月29日、埼玉土建さいたま南支部ととりうみ敏行市議が、市立浦和大里小学校のトイレ改修工事現場を訪問し、現場責任者と懇談しました。

 埼玉土建さいたま南支部は、建設労働者の仕事確保と労働条件拡充をめざして毎年公共工事現場の視察を党市議団とともに実施しています。浦和大里小学校のトイレ改修工事は、今年6月29日、市内の(株)UDKに発注され、今年10月末の完了予定で進められています。今回の訪問では、とくに建設労働者の社会保険加入促進や、下請け業者への法定福利費の保障、「建退共」貼付状況などをはじめ、現場での労働災害防止などが元請け業者の責任で進められているかなどについて、(株)UDKの現場責任者から回答を頂きました。

 また、現場の労働者にも、職種、年齢、経験年数、賃金などについてアンケート調査を実施しました。とりうみ市議は「建設労働者の権利拡充に向けて、議会でとりあげていきたい」と話しました。

市立さくら草特別支援学校を視察 よりよい教育環境をすべての子どもたちに

室内プールがあり、用具も充実している

 8月25日、金子あきよ、とばめぐみの両市議は、さいたま市立さくら草特別支援学校(緑区三室)の視察を行いました。

 2012(平成24)年に、肢体不自由と知的障害を合わせ有する重度重複の子どもたちが、県立特別支援学校に長時間かけて通学する負担を軽減するため、開設されたのがさくら草特別支援学校です。小・中・高等部全体で16学級、在籍児童生徒は39名(訪問籍4名を含む)です。1クラスの在籍児童生徒数は3名まで、担当教員は各学級2名を基本としています。医療的ケアを必要とする児童生徒を受け入れるために看護師が5名配置されており、日常の観察や実際のケアのための環境が整備されています。採暖室のある室内プールや、豊富な教具·遊具を備えた自立活動室なども設置され、教育に生かされている様子がうかがえました。

 一方で、ひまわり特別支援学校(西区)とあわせても、市立の肢体不自由特別支援学校で受け入れる小学部新1学年は7名、全体で78名です。就学先については「入学前の教育相談で調整ができている」とのことでしたが、学年によっては入学希望者が多く、結果として県立特別支援学校に市内から多くの児童生徒が通っている実態があります。

 金子市議は、「県立特別支援学校が不足しているなか、さくら草特別支援学校の役割は重要。より多くの子どもがこうした環境で学べるよう、市は県と連携·協力して学校の整備に力をつくすべき」と話しました。

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