議会報告

たけこし連

2023年6月議会*文教委員会議案外質問 実態に即した 教員配置を

6月19日、たけこし連市議は、学級編成における児童生徒数の考え方等について質しました。

 

たけこし 学級編成及び教職員の配置の基準は。

 

市教委 学級編成は「市立小中学校学級編成基準」、教職員は「市立小中学校教職員配当基準」に基づいている。

 

たけこし 進級時に児童生徒数が変化しないのに学級数が変化するという例があるか。

 

市教委 通常ではない。しかし、学級編成の弾力的な運用を実施する場合や、大変稀なケースではあるが、住民登録があるものの居所不明の状態が1年以上となった児童生徒を除籍した場合、海外渡航なども含まれるが、事例がある。

 

たけこし 実際に海外渡航で除籍したケースがあるか。

 

市教委 ある。海外渡航の児童生徒がおり、進級時に学級数を減らした。

 

たけこし 弾力的運用について。中学校は1学級40名が定数で、例えば生徒数が200名と201名で学級数が変わるが、弾力的運用の申請数は中学ではゼロ。その要因は。

 

市教委 申請することで学級数を増やすことができるが、国から配当される教職員数は変わらないという事情もある。

 

たけこし市議は「先日、1学級の人数が基準ギリギリの与野西中学校を視察したが、教室は過密で教員の負担も重い。実態に即した教員配置をすべき」と求めました。

2023年6月議会*文教委員会の報告 クリテリウムを 11月5日に開催

6月16日の文教委員会で、2023年11月5日に「2023ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」を行う旨の報告がなされました。

開催に向けて、広報活動やサポーター募集にとりくむとしています。

大会の総予算は5億6000万円程度を見込んでおり、例年どおりの税金投入も計画されています。

党市議団は今後、半日限りのイベントに多額の税金を投入するのではなく、市民中心の振興策に切り替えていくことを求めていきます。

2023年6月議会*議案討論 議員の海外派遣ひとり80万円 党市議団は反対

6 月8 日、さいたま市議会本会議で「議員の海外派遣」について審議がおこなわれ、賛成多数で可決されました。党市議団からは松村としお市議が反対の立場で討論をおこないました。

 

今回の海外視察は、さいたま市が姉妹都市提携をしているアメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ市に5 日間の日程で、かかる費用は派遣される議員1 人あたり80 万円としており、市議会議長を含む4 人の議員(立憲、さいたま自民、自民党市議団、公明から各1 名)が渡米する予定です。

松村市議は「姉妹都市への友好親善を図ることは必要だが、その際は、議会を代表する議長など参加人数を最小限にとどめることが必要だと考えている。しかし今回の議員派遣は、最小限の参加人数とは言えない。費用や行程も含め、市民の厳しい目線が議会に注がれている」として反対しました。

また、他議員の質疑により議員の海外派遣がおこなわれる2 日後にさいたま市立高校等の生徒がピッツバーグに研修に行く事業が予定されており、その際の高校生の自己負担は70 万円にのぼることが明らかになりました。

文教委員のたけこし連市議は「海外派遣と中高生の研修については直接的な関連性はないものの、同じピッツバーグに行くのに議員は80 万円が全額公費で高校生は70 万円の自己負担があることに疑問を持つ市民もいるのではないか」と話しました。

2023年2月議会*予算審査(企業会計)新型コロナ 5類になっても必要な地域医療の提供を

予算委員会の質疑を行うたけこし市議

 2月22日、予算委員会(企業会計関連)の審査がおこなわれ、とりうみ敏行、たけこし連の両市議が質疑に立ちました。とりうみ市議が市立病院事業をとりあげました。

とりうみ 令和5年度の特徴は「ポストコロナを見据えた予算」となっているが、ポストコロナを展望できる状況にあるのか。

病院 我々はアフターコロナと言っている。地域の基幹病院としての役割と感染症対応を両立させる病院運営が大事だし、地域からも求められている。

とりうみ 国は5月の連休明けからコロナの感染症に基づく扱いを2類から5類に変更することを決定したが、市立病院の見解は。

病院 5類になっても対応は変わらない。必要な医療を地域に提供する。

 対応は変わらないとの答弁を受けてとりうみ市議は、「5類になれば『自助努力』が強調されることから、市立病院としてしっかり対応してほしい」と求めました。

 

水道料金減免措置は不十分

 

 続いて、水道事業会計についてたけこし市議が質疑に立ちました。

たけこし 代表質問でとりまとめると答弁した、「水道料金の限定的かつ時限的な減免措置」について詳細と財源は。

水道営業課長 対象施設は入所系施設、約800施設に対して4カ月間の10%減免措置をおこなう。1施設当たり大体5万円から6万円を想定しており、 財源は4000万から5000万円を想定している。

たけこし 極めて不十分だと考える。

 たけこし市議は「水道局が極めて限定的ではあるものの決断をしたのは評価できる。しかし代表質問で求めた6カ月間の水道料金の無償化規模の措置を実施しないと、物価高騰に影響を受けている市民生活を支えることができない」と主張しました。他に、私道内給水管の敷設工事についてもとりあげました。

2023年2月議会*予算審査(まちづくり)浦和駅西口南高砂再開発事業破格の税金投入やめよ

予算委員会の質疑を行うとりうみ市議

 2月21日、予算委員会(まちづくり委員会関連)の審査がおこなわれ、とりうみ敏行、たけこし連の両市議が質疑に立ちました。

 

 とりうみ市議は「浦和駅西口南高砂市街地再開発事業」について、当該事業に投入されている公的資金(税金)の総額が250億円であることを確認しましたが、市は「2022年2月議会の予算委員会で246億6000万円と答えている」と答弁しました。しかし、とりうみ市議は「この金額には2022年12月議会の補正予算で計上された2回目の『防災・省エネまちづくり緊急促進事業(地域活性化タイプ)』5億3000万円が入っていない。これを足すと250億円になる」とあらためて指摘しました。市の答弁には、公的資金の総額を少しでも少なくみせようとする意図が明瞭です。市民会館うらわの建設費167億円を含めると、投入される税金の総額は417億円にのぼり、総事業費670億円のうち62%が税金で賄われることになりますが、総事業費が今後増加する可能性についても否定していません。さらに浦和駅西口駅前広場についての拡張が、JRをまき込んで16ha、事業区域外にもおよんで検討されていることが示されました。とりうみ市議は「ウォーカブル推進事業とのことで、当該再開発事業とは別の市の事業としていることも看過できない」と厳しく批判しました。

 

 続いてたけこし市議が、沼影公園(南区)についてとりあげました。市は「義務教育学校武蔵浦和学園」建設の用地をつくるために、沼影市民プールを含む沼影公園を廃止する計画を持っていますが、計画の説明会では「代替施設などが使えない期間が長すぎる」など反対の意見が多く出されたことが確認できました。市民からは存続を求める約1万筆の署名が提出されています。たけこし市議は「ただでさえ公園面積の少ない南区で約2.4ヘクタールの沼影公園を廃止することは認められない」と主張しました。

 

ページトップへ