9月議会*保健福祉委員会 心身障害者医療費支給制度 所得制限の導入が可決される
9 月18 日、保健福祉委員会において議案の討論・採決がおこなわれ、党市議団を除く、立憲・国民・無所属の会や公明党など他会派の賛成で議案は採択されました。
久保みき市議は、心身障害者医療費支給制度への所得制限導入について反対討論をおこないました。
心身障害者医療費支給制度は、重度障害者の医療費を支給するもので、障害者の健康を維持するために大変重要な制度です。2015年に年齢制限が導入され、今議会で所得制限を導入する議案が出されています。
久保市議は、「政令市で年齢制限と所得制限の両方を導入しているのは、千葉市と浜松市だけ。本市は政令市で3 番目に障害者に冷たい市になろうとしている」と所得制限の導入を批判。
同制度は、県と市が支給額を2 分の1 ずつ負担するしくみになっています。県が所得制限を導入してもさいたま市が導入しない場合、市の負担額が年間約1 億4000 万円であることが質疑で明らかになりました。久保市議は、「本市であれば十分対応できる。障害者が医療から遠ざかるのではないかと懸念している。障害者権利条約などからみても、障害者への医療支援は所得や年齢に関係なく等しくあるべきだ」と討論しました。