政策と活動

その他

西区市政報告会 切実な要望を市政に届けて

報告をおこなう(左から)神田、たけこしの両市議

 9 月8 日、西部文化センター(西区)で開催された市政報告会に神田よしゆき、たけこし連の両市議が参加しました。

 

 はじめに、たけこし市議の初質問の動画を上映しました。たけこし市議は、「市民の声を直接届けることを意識した」と質問に込めた思いを語りました。神田市議は、再開発優先で市民の福祉予算が減らされている市政の問題について解説し、6 月議会に出された議案や請願などの報告をおこないました。会場からは、いじめ問題や公園遊具の使用禁止について、公民館の建て替え問題などについて質問や意見が出され、それぞれについて党市議団の政策を説明しました。

 

 また、水害の被害について「少量の雨でも通学路に水がたまる。早急な対応を」と切実な声が数多く寄せられました。参加者からは「議会を身近に感じた」「国保税や水道料金が全国と比べて高い。なんとかならないか」という感想や意見、コミュニティバスの利便性の改善を求める要望が寄せられました。

自分らしいセカンドライフのために 支援センターが開設

 人生100 年時代を迎え、セカンドライフを自分らしく生きることはみんなの願いであり、居心地のいい、自分が必要とされるコミュニティはとても重要です。

 

 9 月2 日、さいたま市セカンドライフ支援センター「り・とらいふ」の開設式典がおこなわれ、党議員団からとばめぐみ市議が出席しました。

 

 愛称「り・とらいふ」は、「り(re): 繰り返す/とらい(try): 挑戦/らいふ(life):人生・生活」の言葉をつなげたものです。定年退職後や子育てを終えたあとの人生において、生涯現役でいきいきと社会参加できるように、ボランティア・就労・生涯学習・地域活動に関する相談・情報の提供をするワンストップの窓口で「50 歳からのあなたの生きがい一緒に探します」と、相談や案内をおこなっています。事務所は浦和駅東口コムナーレ9階(現在のシルバーバンク事務所)で受付は平日9:00 ~ 17:00 です。

 

り・とらいふ窓口の様子

 

 とば市議は「市民が健康で、地域とつながりを持ち、自分らしく生きるセカンドライフを心から願い、『り・とらいふ』の活動に期待したい」と述べました。

 

り・とらいふweb

http://2ndlife.city.saitama.jp/

公園遊具使用禁止のナゼ 市内遊具の20%が対象

緑区内の公園を視察する松村としお市議

 市民から「公園遊具が使えなくなったのはどうしてですか」という声が寄せられています。

 

 これまでさいたま市は、国の指針に基づいて、市内の公園遊具の安全点検をおこなってきました。今年4月に国が「使用不可と判定された遊具について適切な措置を迅速に講じること」等を求めてきたことから、これまでの点検にもとづき、市内全遊具の約20%にあたる776 基の使用が中止にされました。

 

 

公園遊具に貼ってある注意書き

 

 今後は、「修繕可能」な遊具(311 基)については順次修繕されます。市は3 ~ 4 年かかる見通しを示しています。一方、老朽化などで「使用不可能」と判断された遊具(456基)は撤去後に再設置をおこなう予定で、市は5年計画で進めることを明らかにしています。こうした状況の説明は市のホームページに掲載され、議会にも報告されました。

 

 子どもの命にかかわることであり、安全対策を優先することは必要ですが、子どもたちのためにも、対応をより早くすすめていくよう党市議団として求めていきます。

緑区 美園南中学校が開校へ

内覧会に参加する松村としお市議

 さいたま市立美園南中学校(緑区)が完成し、8 月10 日に内覧会がおこなわれました。松村としお市議が住民とともに見学しました。

 

 美園地域は市の再開発で人口が急増しています。再開発計画に小・中学校の建設が位置付けられていましたが、市は建設を遅らせてきました。住民運動と党市議団の議会質問で市に早期建設を求めたことで、2015 年に学校建設へ動きはじめたものの、昨年の建設会社の倒産で今春の開校予定がずれてしまいました。

 

 松村市議は「美園南中の児童・保護者のみなさんは美園小・美園中に分かれて1 学期を過ごし、たいへんな苦労をされたと思う。特別支援教室や体育館のエアコン設置など、学ぶ環境を整えるため引き続き力を尽くしたい」と話しています。

来年度の教科書を採択 学校現場の意見が反映されるあり方へ

 8 月1 日と8 日の2 日間にわたり、2020 年4 月からさいたま市内の小・中学校で使用する教科書を採択するための、さいたま市教育委員会会議(臨時会)が開催されました。さいたま市の子どもたちによりよい教科書を、と願う30 人あまりの市民が傍聴し、党市議団からは金子あきよ、とばめぐみの両市議が傍聴しました。

 

 今回の教科書採択では、2 つの大きな変更がなされました。ひとつは、学校現場の意向が知らされなかったことです。採択の候補となっている教科書については、市内の小・中学校がそれぞれ2 種ずつ推薦した結果を、いままでは「学校における調査研究結果の報告」として口頭で報告していましたが、今回は教育委員への配布資料にあるのみで、これらの報告がありませんでした。その結果、傍聴者には学校現場がどの教科書を支持しているのかが分からず、討議や採決に学校現場の意向が反映されているのか判断することができません。

 

 もうひとつは、採決方法です。昨年は一人一人の委員がいずれかの教科書会社に無記名投票をおこないましたが、今回は討議のなかで推薦する教科書を出しあいながら教育委員の中で合意形成し、議長(教育長)が最終確認をする方法に変更されました。

 

 教科書の採択は、公正で開かれたものであるべきです。党市議団は、なによりも子どもたちの成長と発達にふさわしい教科書を選ぶために、子どもたちの姿をよく知る学校現場の声が尊重されるような民主的な教科書採択のあり方を、強く求めていきます。

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