政策と活動

全区

保育士の処遇改善をすすめて 国会へ陳情

左が国会議員団、右が政令指定都市市議(金子は右から3人目)

11月17日、衆議院議員会館内でおこなわれた「指定都市行財政問題懇談会」に、金子あきよ市議が参加しました。

 

 全国の政令指定都市議会には、大都市特有の問題に関する国への行財政要望を審議する委員会があり、さいたま市議会では「大都市行財政将来ビジョン特別委員会」がこれにあたります。毎年、市から国の施策・予算に対する要望をおこなうのにあわせて、委員がそれぞれの所属する政党・党派の国会議員に対する要望をおこないます。この日は全国20政令市の日本共産党市議が、衆参の党国会議員と対面し、陳情しました。

 

 金子市議は、「本市では保育需要が増大し、保育士不足が深刻になっている。最近では、『第2子を保育園に預けるため、上の子がすでに入所している保育園を第1希望で申し込んだ。ところが後日、園からメールで、来年度の保育士が確保できないので申し込みが受けられない、との連絡があった』という深刻な相談事例があった」と報告、保育士の処遇改善の必要性を訴えました。これに対し、塩川鉄也衆院議員から「さいたま市の保育士不足の問題はこれまでも要望を受けてきた。公定価格における地域区分の問題点、株式会社の参入という制度の改悪も大きい。改善に向けて力を合わせよう」との発言がありました。

 

 

「保護決定(変更)通知書」の改善を早く

 11 月15 日、生活と健康を守る会・さいたま市協議会と党市議団が、市の「保護決定(変更)通知書」ついて懇談しました。松村としお、とりうみ敏行、金子あきよの各市議が参加しました。

 参加者から、市の「保護決定(変更)通知書」は、保護の基準や加算・収入認定の内訳が記載されておらず、「支給額」の記載があっても実際の振込額と違うなど、利用者に分かりにくいシステムとなっており、過支給・過少払いの間違いが後を絶たないことから、過去10 年間に渡って市に改善を求めてきた経過が語られました。また、保護申請時に提出を求められる各種同意書のコピーが申請者に渡されておらず、「重要書類は互いに保管し合う」という社会通念に反すると強く訴えがありました。

 とりうみ市議は、利用者に分かりやすい生活保護行政に改善するため、当面、決定(変更)通知書の改善をはじめ、同意書問題の解決に向けてとりくみを強める、と応じました。

2022年度予算要望を提出 コロナ禍ふまえ市政運営の抜本的な見直しを

予算要望を提出する党市議団

 9 月29 日、党市議団は清水勇人市長に対し、2022 年度の市政運営および予算編成に関する要望書を提出しました。

 要望は市の財政運営のあり方をはじめ、大項目で19 項目にわたります。まず、「新型コロナウイルス感染症対策の徹底」では、「市民の命と健康を守る体制構築」として保健所· 保健センターの人員(とくに保健師)の抜本増、児童福祉施設等で感染者が出た場合の検査対象の拡充、誰もがPCR 検査を受けられるよう検査費用を補助すること、臨時医療施設の積極的確保などを求めました。

 また、小規模企業者· 個人事業主への直接的な経済支援において、市外在住の市内業者や税滞納者を対象外としないこと、本市の独自支援として給食費· 水道料金の市民負担の引き下げなどを求めました。

 続いて子どもに関わる対応について、オンライン授業にともなうWi-Fi 通信料などの保護者負担を生じさせないこと、スクールサポートスタッフの全校再配置、宿泊をともなう行事に参加するすべての児童生徒· 教員へのPCR 検査実施などを求めました。

 その他、市の施策の大前提にジェンダー平等の視点を取り入れること、市役所本庁舎の建て替えは住民との合意を大切にし、現地建て替えを含めた十分な検討をおこない拙速に推進しないことなどを求めました。

 

 市に提出した要望書は党市議団のホームページ「資料コーナー」に全文を掲載しています。

2022年予算要望を市長に提出しました

2022年度予算要望を市長に提出する党市議団

9月29日、日本共産党さいたま市議団は清水勇人市長に対し、2022年度の市政運営及び予算編成に対する要望書を提出しました。

*****以下、大項目*****

【1】財政運営について

【2】新型コロナウイルス感染症対策の徹底

【3】地域産業を振興し、中小商工業者の営業を守る施策の充実

【4】農業と地場産業の振興

【5】安全・良質・安価な水道の供給

【6】勤労者福祉と雇用対策の充実

【7】若者への支援

【8】消費者行政の充実

【9】「さいたま市平和都市宣言」をいかした平和行政の推進

【10】地方自治権を拡充し、清潔・公正・市民に開かれた市政へ

【11】憲法と「子どもの権利条約」を生かした教育の推進

【12】社会教育の充実と文化・芸術・スポーツの発展

【13】ジェンダー平等の実現と個人の尊厳を守る

【14】住民福祉の向上のために

【15】市民のいのちと健康を守る医療制度の充実

【16】動物愛護について

【17】緑と自然環境を守り、安心・安全なさいたま市へ

 

■さいたま市から国・県へ要望されたい

■各区の要望

 

要望書全文はこちらです。

療育センターへの要望つぎつぎ 保護者と懇談

懇談するとばめぐみ、松村としおの両市議(右から3、4 人目)

 さいたま市は、おもに就学前の障がい児の療育を支援するため、ひまわり学園(西区)をはじめ市内3 カ所に療育センターを設置しています。9 月24 日、ひまわり学園を利用する保護者と党市議団のとばめぐみ、松村としお両市議とで懇談しました。

 今回懇談したのはいずれも肢体不自由児の保護者で、さまざまな苦労が語られました。参加者からは利用できる日数および時間、とりわけ親子分離通所を増やして、特別支援学校との接続をスムーズにしてほしいとの要望、また「分離通所で子どもの成長を感じた」と子どもの発達の点でも必要性が強調されました。

 

 他の2 カ所の療育センターに比べても利用できる日数が少ないことの不公平さや、看護師が一人しかおらず看護師が休むと保護者同伴でないと受け入れないことから看護師体制の増強が要望されました。また、施設数が少なく岩槻区から通う子どももいるため、増設を求める声も出されました。

 松村市議は「議会でとりあげ、改善を求めたい」と話しました。

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