2022年2月議会*予算委員会(総合政策②)保育士の賃上げ対象を立保育所にも広げよ
予算委員会で質問をおこなうたけこし市議
2月22日、予算委員会の総合政策委員会関連(2日目)の審査がおこなわれ、たけこし連市議が質問をおこないました。
たけこし市議は、政府が実施した「保育士と幼稚園教諭への賃上げ措置(9000円)」の適用範囲を公立保育所の保育士および会計年度任用職員まで広げることを求めました。
たけこし 公立保育所の保育士の賃上げをおこなわない理由はなにか。
市 給与改定は市人事委員会勧告に基づき対応してきた。また、常勤職員の保育士の給与水準は、民間(保育所)の給与水準を大きく上回っているため、賃上げの対象外とした。
たけこし 今回の賃上げの目的は、新型コロナや少子高齢化の最前線にいるケア労働者の仕事内容の重要性に対して報酬が低いと国が判断したため、実施されるものだ。全国的にみても、すでに政令市1市を含む34の自治体が賃上げをおこなっている。実施を強く求める。また、会計年度任用職員の検討状況は。
市 公立保育所に勤務する会計年度任用職員の保育士の処遇改善については、人材確保の状況に基づく給与改定の必要性や他団体の状況などを踏まえ、実施の可否を判断すべきものと考えており、現在、所管課と協議を続けている。
たけこし市議は「市が賃上げに消極的な理由は、国が賃上げを求める一方で、人事院勧告では賃下げを求める、というアベコベな姿勢があることと、継続した予算措置の確証がないためである。今後は国会と市議会で連携をとりながら、実現を求めていく」と話しました。
たけこし市議はその他にも、会計年度任用職員の処遇改善や複合災害への備え、市内業者への支援についてとりあげました。