6月議会*保健福祉 保育料の所得階層区分見直しへ
保健福祉委員会で質疑をおこなう松村としお市議
さいたま市の認可保育所の保育料は所得に応じて11 階層に分かれています。政令市ではワースト2 の少なさで、もっとも階層が多いのは横浜市(30 階層)です。階層区分が少ないと階層ごとの所得幅が大きくなり、本市の場合だと、第9 階層では年収で約200 万円の幅がありながら同じ保育料になっています。これまでも、党市議団は繰り返し所得階層の細分化を求めてきました。
松村市議はあらためて検討状況を質問しました。幼児未来部長はさいたま市の分け方が「政令市でも非常に数が少ない方」「所得幅が大きくて同一の保育料になっており、階層が変わると差額が大きくなる」との認識を示し「細分化を検討してきた」と答弁。「新型コロナの感染状況、社会的な影響、市の財政状況や国の施策動向を踏まえ、しかるべき適切な時期に細分化を実施したい」と表明しました。松村市議は「低・中所得層を先行的に見直すなど工夫を」と早い時期での実施を求めました。