9月議会*決算【文教】教員の精神疾患が5年で3倍に!施策を見直し負担軽減を求める
決算委員会で文教委員会関連について質疑する松村としお市議
9 月29 日、決算委員会の文教委員会所管に関する審査がおこなわれ、松村としお市議が質疑に立ちました。松村市議は、教員の働き方について質しました。
松村 精神疾患による病休者が小学校では5年前に比べ3 倍(54 人)に増えたがどう評価しているか。
市教委 弁護士を経由した保護者や地域の方からの要望等における訴訟のおそれといった法化現象が進んでいるのが原因。
松村 それもあるが、教員の負担軽減の観点から市の施策自身も検証・見直しすべきだ。
市教委 市の施策が精神疾患による病休者が増えている原因とは考えていない。子どもたちに質の高い教育をおこなっていくために必要だ。
松村市議は「現場の先生からは仕事は減っていないという声も聞く。市の施策も見直していただきたい」と重ねて求めました。
部活動でのハラスメントを許さない
松村市議は部活動の在り方の改善についても質問しました。
松村 部活動指導員でもサポーターでもない外部指導者は「部活動の在り方に関する方針」(ガイドライン)の対象になっているのか。
市教委 部活動を指導するすべての指導者が対象になっている。
松村 外部指導者にガイドラインを徹底するシステムはあるのか。
市教委 校長が定期的に面談を実施している。ガイドラインの共有は非常に重要なのでシステム化や周知の方法を研究する。
松村市議は「外部指導者が子どもに暴言をあびせたり、退部に追い込むハラスメントがある。研究など悠長なことを言わず即座に対応すべきだ」と厳しく迫りました。
松村市議はこの他に部活動中の事故対応や小学校特別教室へのエアコン設置、中学校校則の見直し等をとりあげました。またスポーツ・文化局に関わって人口あたりの文化芸術費が政令市中最下位になっていることや、ビッグイベントの見直しについても質問しました。