2016年09月28日|
【本会議総括質疑】農業委員などの任命は公平性の確保を
議案に対する質疑をおこなう戸島よし子市議
9月8日、9月議会本会議で戸島よし子市議が議案に対する総括質疑にたちました。
国会において農業委員会などに関する法律が改正され、「公選制」から「任命制」になるのにともない、市の条例案が提案されました。戸島市議は農業委員を選考する選考委員会の設置に対し質疑しました。
戸島:選考委員会を設置した理由と選考委員を委嘱する基準は。
市:選考過程の公平性・透明性をはかるため、農業に識見を持ち職務を適切におこなう農業委員を確実に選考する。選考委員は農業に精通している方、学識経験者や幅広い視点を持つ方にお願いする。
戸島:農業委員の選考基準と、農業従事者への配慮は。
市:農地法の権利移動等や農地利用最適化などの意思決定にかかわるので、地域の実情を把握し、農業者と信頼関係を築ける方。地域農業のリーダー的な役割の認定農業者が委員の過半数を占める。
戸島:農地利用最適化推進委員の28人はどのように選ぶのか。
市:現在の農業委員が候補者を選考し、来年5月1日に新農業委員会が決定する。
戸島:農地部会などはどうなるのか。
市:事務内容別の部会は設置できなくなるので廃止する。
戸島市議は、「選考委員会の意思が働くことから、選考が偏らないよう公平性をどのように担保するのか」と再質問。市は「公平性を確保するため、募集の期間の中間に公表をおこない、最終的に農業委員候補について議会の承認を経て決定することになる」と答弁しました。
戸島市議はほかに「42下水道受益者負担区の1平方メートル810円の設定について」「賃貸物件による駅前認可保育所整備にかかわる補正予算」などについて質疑しました。