2016年06月15日|
大宮区役所新庁舎整備 PFI事業の入札で問題が
大都市行財政将来ビジョン特別委員会にて質疑する神田市議
6月議会には、大宮区役所・大宮図書館の新庁舎整備の契約議案が上程されています。PFI事業として契約する事業者の選定をめぐって、入札の透明性・公平性が疑われる事態になっています。
大宮図書館は、はじめて市直営から指定管理者制度を導入するものです。A・B2つの企業グループが入札に参加し、Aグループが落札しました。しかしA・B2グループのどちらにも㈱図書館流通センターが参加していることが明らかになり、入札の公平性が疑われる事態になっています。同じ企業が、2グループに参加することは、内閣府のPFIの手引きでも、企業グループの構成員は特殊な事情がない限り複数の企業グループに参加することは認めていません。
6月13日にこの件について大都市行財政将来ビジョン特別委員会がひらかれ、選考に関わった関係者などを参考人招致し、質疑をおこないました。そのなかで他会派からも疑問が出されました。最も重要な入札の公平性が疑われた状況のまま事業者を決定していいのか、議会の対応も問われることになります。日本共産党議員団としても、真相の究明に引き続きとりくみます。
・PFI…公共施設の建設、運営、管理に民間資金とノウハウを利用し、民間主導で公共サービスの提供をおこなう事業