有機農業からはじめる循環型社会
木更津市議会前で
10月28日、久保みき市議が有機農業支援について千葉県木更津市を視察しました。
木更津市は2016年に「オーガニックなまちづくり条例」を制定し、有機米の学校給食活用を決めて、先進市である千葉県いすみ市に学び、有機農法を行ってくれる農家さん探しから始めました。2019年に5名の農家さんの協力を得て、有機米の栽培を1.8ヘクタールでスタートさせ、取れた有機米約3トンを全小中学校で3日間活用しました。全給食分の2.4%でした。2020年には5ヘクタール、約17.3トン、11.8%、2021年、15.4ヘクタール、約51トン、38.2%、2022年、20ヘクタール、84トン、57%、着実に増やし、2025年に100%にする目標です。有機米の仕入れに係る負担増分については、教育委員会において予算措置しています。
さらに木更津市は今年度、国の地方創生臨時交付金を活用し、有機JAS認証への支援も行っています。また国の「オーガニックビレッジ」にも手を上げて、400万円の交付金を活用し、さらに有機農産物を広げる計画です。今、全国で53自治体がオーガニックビレッジになっていますが、国は2025年までに100自治体を目標にしています。さいたま市もこのビレッジの輪に入ってもらいたいものです。
久保市議は「これから、地産地消がますます大事になる。さいたま市内には有機農業を営んでいる若い農家さんがいるので、そこへ支援をして、食の安全、捨てる文化から生かす文化、循環型社会をつくっていくことがとても大事だ」と話しました。