2025年度 予算要望の回答を受け取る
1月27日、党市議団が提出した「2025年度市政運営及び予算編成に関する要望書」についての回答を清水勇人市長から受け取りました。今後、回答をまとめて市民のみなさんに公表します。抜粋してご紹介します。
- 市のすべての施策にジェンダー平等をとりいれ、推進本部に女性が多数参画するよう、体制を抜本的に強めること。
持続可能な開発目標(SDGs)においても、ジェンダー平等及びジェンダーの視点をあらゆる施策に反映する「ジェンダー主流化」を行うことが全ての目標の基本原則とされており、この視点はさいたま市の男女共同参画推進に当たっても同様に求められるものですので、引き続き施策に対してジェンダー平等の視点を反映できるよう男女共同参画推進本部会議を中心に全庁的な取組を行ってまいります。また、男女共同参画推進本部への女性の参画については、職員研修等を通じて、女性が一層働きやすい職場環境づくりに向けた意識啓発に努めてまいります。
- 小学校特別教室および体育館へのエアコン設置を早急に行うこと。
学校の体育館へのエアコン設置については、令和7年2月補正予算で一部の小学校において前倒しで設置していくための予算を計上しています。その他の小学校の体育館や特別教室へのエアコン設置については、従来の事業手法だけではなく、民間事業者のノウハウや資金を活用する整備手法も含めて、効果的、効率的に整備を推進していくため、令和4年度から令和5年度にかけて実施したPFI等導入可能性調査業務の結果を踏まえ、令和7年度中に整備方針を決定してまいります。
- 給食費を無償化すること。
本市の学校給食については、小・中・中等教育学校全校への給食室整備や全ての学校に栄養教諭等を配置することで、独自の献立を提供する完全自校給食化を実現しております。 また、物価高騰分を各学校へ補助することや、教育にかかる費用の負担が困難な保護者の方々について就学援助制度を活用いただき、学校給食費を全額免除することで、保護者負担の軽減を図っているところです。
学校給食費の無償化の実施については、財源の継続的な確保が大きな課題であると認識しておりますが、今後、国において議論がなされるものと考えていますのでこちらの動向についても注視してまいります。
- 私立認可保育所の職員の処遇を改善すること。
保育士の処遇改善費補助事業については、既存の市独自の雇用対策費補助金、職員処遇改善費補助金による給与の上乗せ補助に加えて、保育士を対象とした市独自の「さいたま保育士応援手当」を新設し、更なる処遇改善の拡大を図ります。