さいたま市の９月定例市議会は、９月２日から始まり、１０月１６日まで開催されます。今議会は、総選挙実施直後の定例会だけに、選挙の結果が色濃く反映される議会となっていきます。
　本来、市長に就任したときには、どの様な政治姿勢をもって、今後の市政を行なっていくのか、市長としての所信表明が行われるべきですが、清水市長は、初議会の６月議会で行わず、９月議会で行う予定としていたものが、今議会も見送られる公算が大きくなりました。これは市長としての政治姿勢が問われる問題です。
　９月議会では、各常任委員会での条例議案審議と常任委員会に関わる議案外質問や予算委員会での補正予算審議が行われるほか、決算特別委員会のもとで平成２０年度の一般会計・特別会計、企業会計の決算審議が行なわれます。なお決算特別委員会には党市議団から、山崎あきら、あがつま京子、加川よしみつ、斉藤まきの各市議が決算委員として審議にのぞみます。
　７日（月）から始まる本会議での代表質問・一般質問では、神田よしゆき（代表質問）、とりうみ敏行、戸島よし子の各市議が質問に立ち、サッカープラザ建設計画の白紙撤回や市長給与引き下げなど市長の政治姿勢を質すとともに、保育所・学童保育の待機児童対策や新型インフルエンザ対策などの問題を取り上げ、市民のくらしを守ることと市民要求実現を迫っていきます。
　また、党市議団は今議会、国に向けた意見書（案）として「安心・信頼できる年金制度の実現を求める意見書（案）」「公的保育制度の堅持・拡充を求める意見書（案）」「後期高齢者医療制度廃止と７５歳以上の医療費無料化の意見書（案）」などが提出できるよう準備を進めています。