日本共産党さいたま市議団は６月９日、オバマ米大統領にあてた核兵器廃絶を求める志位委員長の書簡と米政府からの返書を持って清水勇人市長と懇談し、核兵器廃絶に向けた共同を申し入れました。山城屋せき前市議、あやべ澄子党北関東ブロック国政対策委員長、伊藤岳党国会議員団埼玉事務所長も同席しました。市長が新年度予算要望以外で懇談することはいままでなかったことであり、党市議団は市民に開かれた市政への前向きな変化ととらえ、これを歓迎します。
　山崎あきら党市議団長は、市が平和都市宣言で「核兵器等の廃絶と世界の恒久平和実現に貢献する」とうたっていることを引きながら「市として核兵器廃絶の実現を政府や世界に発信してほしい」と要請。あやべ氏は各地の自治体や被爆者団体などとの対話で書簡が歓迎されていることを紹介し「被爆者の方は生きている間に核兵器をなくしてほしいと願っています」と協力を求めました。
　清水市長は「核兵器廃絶は共通の願いです。平和都市宣言した市として一歩でも近づけるよう協力したい」とのべました。
　伊藤氏は「平和市長会議にさいたま市も加わるなどの行動を起こして運動を励ましてほしい」と要望しました。
　また、新型インフルエンザ対策についても申し入れを行い、後日、保健福祉局長と懇談することになりました。