埼玉県ふじみ野市のプール事故で、市営プール管理・運営業務を委託されていた太陽管財（さいたま市北区）と、同社から丸投げさていた京明プランニング（同市見沼区）が、さいたま市の市民プールでも、管理委託をうけていたことがわかりました。

委託解除を含む厳しい対応求める
　日本共産党市議団は４日、市のプール施設の安全対策と管理について、市に緊急の申し入れをおこないました。
　さいたま市の市民プールはいずれも、市の公園緑地協会や民間企業が指定管理者として管理・運営にあたっています。
　公園緑地協会は三橋総合運動公園プール（屋内・西区）の管理を京明プランニングに委託していました。太陽管財も、公園緑地協会から三橋プール（屋外・西区）の管理委託を受けており、さいたま市の対応が問われています。
　党市議団の申し入れは▽吸排水口などの安全対策の緊急調査と改善▽指定管理者の安全対策や管理体制についての調査と必要な是正措置、市による巡回点検の実施▽京明プランニングによる三橋公園屋内プールの運営実態の調査と、委託契約解除を含む厳しい措置の実施▽民間委託を再検討し、市が責任をもって安全管理できる体制に戻す―など。
　応対した沼尻邦彦危機管理監は、「申し入れ内容は多岐にわたっており、担当部局に内容を伝える」と回答。「京明プランニングの問題点が数多く指摘されており、厳しい対処が必要では」との市議団の問いに、同氏は「私からは答えられない」と述べるにとどまりました。