政策と活動
党市議団・地区主催教育シンポ
競争の教育でいいのか
自由、自主性が大切
市内浦和区の埼玉教育会館で11日、教育シンポジウム「さいたま市の教育を考える」が、日本共産党さいたま地区委員会とさいたま市議団の主催で開かれ、150人が参加しました。いじめによる自殺、学力格差など教育をめぐるさまざまな問題について解決の道を議論しました。
パネリストとして、さいたま市教育委員会学校教育部の石田耕一主幹、県立蓮田高校の白鳥勲教師、全日本教職員組合の山口隆副委員長、日本共産党の加川よしみつ市議の4人が発言しました。
白鳥氏は、学校でいじめが最悪の事態に発展しないように、生徒と教師の信頼関係を築く現場の努力を語り、「教員のチームワークがカギです。教員同士を競争させていては教育はよくなりません」と強調しました。
山口氏はフィンランドの教育現場を視察した経験を語り、「競争ではなく、自由と自主性が教育には必要です」と述べました。
石田氏は様々な教育プランを実行している市教育委員会の取り組みにふれ、生徒に対する相談体制も充実させていると述べました。
加川市議は、いじめ問題克服の日本共産党の提言を紹介し、「教育問題を解決するために党派を超えて力をあわせましょう」と訴えました。
参加者からは「教育現場の意見を大切にしてほしい」「英語教育など、親は子どもの学
力に過敏になっている」などの声が紹介されました。
山口氏は「教育基本法の改定論議をめぐり、教育は誰のためのものか、と言う問いかけがひろがっています。国民的議論で教育をつくっていく努力が求められています」と述べました。
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