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広島市の担当者から説明を聞く党市議団 |
党市議団は1月20日、21日の2日間、県外視察をおこないました。
1日目の広島県広島市では、少人数学級のとりくみについて学びました。広島市教育委員会の説明では、現在小学校1年生から中学校1年生まで、すべての児童生徒が35人以下の学級で学んでいます。1クラスの平均児童・生徒数は小学校で28.7人で、さいたま市の小学校32.5人と比べると明らかに少人数です。また、特別支援学級の設置率は92%で、さいたま市の47%と比べて格段に高く、夜間中学校も2校あります。
この方針をすすめるために、広島市では平成27年度、臨時教職員を小学校で169人、中学校で34人、合計203人採用しています。
その際の人件費は約10億で、国が財政が厳しいことを理由に、35人学級をストップさせているなかで、広島市のとりくみは「国がうしろ向きでも市が独自で実施できる」ということをしめしています。
広島市は「児童生徒の発達段階などをふまえて、少人数教育によるきめ細かな指導を進めることにより、基本的な生活習慣の確立と基礎・基本の学力の確実な定着を図り、個性や能力を伸ばす教育の充実をめざす」としています。