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【9月議会 総括質疑】
難病患者見舞金制度
廃止なぜ?

 戸島よし子市議は、9 月4 日の本会議2 日目、議案に対する総括質疑に立ちました。
 議案第155・156 号は、特定疾患や小児慢性特定疾患などの難病患者に対する見舞金等制度を廃止するものです。(現在は難病患者見舞金は1 年に1 回3 万円、難病患者手術金は1 回の手術で5 万円を支給)戸島市議はこの議案を中心に質疑しました。
戸島 平成25 年度の難病患者数と見舞金・手術見舞金の支給件数と支給額は。
市 特定疾患が6814 人、小児慢性特定疾患が1171 人、先天性血液凝固因子欠乏症などが36 人、合計8,021 人。難病見舞金は支給件数が6906 件、支給額が2億718 万円、手術見舞金は支給件数が119 件、支給額は595 万円。
戸島 難病法施行の来年度以降の患者数と支給見込み額は。
市 平成27 年1 月以降の難病患者数は、約14400 人、見舞金は4 億3200 万円、手術見舞金は1065 万円と見込んでいる。
戸島 見舞金制度が果たしてきた役割についてどう思うか。
市 難病患者は症状が安定せず、障害状態が固定しにくいことから障害者手帳の取得が困難で障害者サービスが受けられなかったため、見舞金制度で経済的・精神的負担の軽減及び社会参加の促進を図ってきた。
戸島 総合支援法の施行で難病患者も福祉サービスを受けられるようになったが、そのサービスの概要と実績は。
市 おもな福祉サービスは、食事や入浴、外出時の介助や施設における就労のための訓練など。実績は、平成25 年度の利用者数は33 人。  
 戸島市議は「福祉サービスへの移行といっても、サービス利用の実態は33 人しかいないことが明らかになった。使えないサービスでは、難病患者の支援にならない。見舞金制度が果たしてきた役割は大きく、経費削減先にありきの福祉切り捨て。この制度は廃止すべきでない」と話しています。
 戸島市議はそのほかに、知的障害者授産施設「日進職業センター」「かやの木」について、社会福祉事業団への指定管理から自主運営に移行するための条例廃止、三菱マテリアル跡地防災総合公園整備などについて質疑しました。
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