議会報告
【6月議会 討論】
「海外で戦争する国」へ
道をひらく閣議決定に反対
7 月11 日の本会議最終日に、党市議団を代表して、戸島よし子市議が請願10 号「憲法と9 条を守り海外で戦争する国になる集団的自衛権の行使容認に反対します」の採択を求めて討論しました。
戸島市議は「安倍政権は去る7 月1 日、集団的自衛権の行使容認の閣議決定を強行した。これは『憲法9 条のもとでは海外での武力行使は許されない』という従来の政府見解を180 度転換し、『海外で戦争する国』への道をひらくもの。自衛隊が活動する地域を後方地域、非戦闘地域に限定するという従来の枠組みを廃止し、戦闘地域で、集団的自衛権および集団安全保障を名目にした武力行使も許容されるとなれば、憲法9条を幾重にも踏みにじり事実上削除するに等しい暴挙である」として政府の責任を厳しく批判しました。
そして「憲法改定に等しい大転換を与党の密室協議で閣議決定したことは、立憲主義を根底から否定するものである。世論調査でも、憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認の反対は5割を超している。民意を無視した安倍政権の責任はきわめて重大だ。よって、請願の願意は妥当、直ちに採択すべき」と討論しました。
しかし公明党が「閣議決定には歯止めがかかっている」として請願の反対討論をおこない、自民・公明・民主・改革フォーラム(一部退席)の反対多数で不採択となりました。
〒330-9588 さいたま市浦和区常盤6-4-4 さいたま市議会内 TEL 048-829-1811 FAX 048-833-8165 日本共産党さいたま市議団