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【議案・請願討論】
消費税増税には道理がない

 2013年10月22日、9月議会の最終日に本会議で久保みき市議が、議案・請願の討論にたちました。以下は討論の趣旨です。

高い国保税を維持するため?
 
 平成25年度さいたま市国民健康保険事業特別会計補正予算について、平成24年度の繰越金のうち、約10億円を国に償還し、残りの5億円を保険給付支払基金に積みたてた。このような措置がこの数年間くりかえされている。国保税を維持したまま基金にくりいれ、一般会計からのくりいれは減らしている。高い国保税を維持するためとしか思えないような国保会計のあり方である。
 これまでおこなってきた一般会計からのくりいれを確保すれば、国保税の引き下げは十分できる。そのため、本議案に反対する。

市民の当然のねがいを採択すべき
 
 「消費税の増税をやめるよう国に働きかけることについて」は、収入が落ち込む一方で医療、介護の負担が増え、市民のくらしは苦しくなるばかり。このうえ消費税が増税されれば、国民の消費が落ち込み、地域経済はいっそう悪化する。どこからみても道理のない今回の消費税の増税をやめるよう国に働きかけてほしいという思いは当然である。
 「TPP 交渉からの撤退を要求する請願」について、TPP はすべての関税の撤廃とともに、国民の食や健康、安全にかかわる規制も撤廃緩和の対象になる。
 多国籍企業が投資先の国や自治体を損害賠償で訴え、多額の賠償金を支払わなくてはならない事態も危惧されている。願意は妥当。
 「子ども医療費無料化制度の現行堅持を求める」について、この制度は平成21年度から所得制限が撤廃され、通院費も中学卒業まで拡充された。
 全国に誇れる制度であり、他市が本市をめざしている。「選ばれる都市」になるためにも採択すべき。
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