議会報告
【決算委員会 保健福祉委員会】
民間保育園への補助拡充を
国保税は下げられる
10月12日、2012年9月議会で戸島よし子市議は、保育行政と国民健康保険(国保)特別会計の運営についてとりあげました。
●民間保育園への支援は市の責任
戸島 私立民間保育園への運営費補助について。この5 年間で1 施設当たりの補助額の変化はいくらか。
市 4 万円減った。
戸島 補助金額が非常に少ない。増額を。
市 財政状況が厳しい。前年度と同額交付に努力したい。
戸島 民間の保育士給与水準は劣悪だ。処遇改善の補助金は一人月額1 万500 円、年額12 万6000 円。これで十分か。
市 現状の水準を下げないようにしたい。
戸島 横浜市や川崎市は公民格差をなくそうと年額300 万円を超えている。補助の考え方を根本から見直すべき。
市 現状の水準を下げずに維持したい。
戸島 待機児童解消と子どもの保育に果たす民間保育園の役割は重要。支援するのが市の責任だ。補助の拡大を主張する。
●国保の積立は68 億円も!
戸島 国保会計は、2011 年の繰越金が41億円、基金残高が52 億8000 万円だった。この9 月議会の補正予算で基金に50 億4000 万円が積み立てられた。現在の積立額はいくらか。
市 68 億円。
戸島 本市の一人あたり国保税額は政令市中4 番目に高い。市民の所得は落ち込んでいる。国保会計は何年も黒字が続いている。国保税を引き下げる力があるか、ないか。
市 一般会計からの繰り入れを除けば赤字なので、できない。
国保税は約30 億円で1人1 万円値下げできます。基金を活用し、一般会計からの繰り入れ額を維持すれば十分値下げできるにもかかわらず、市はまったく応えようとしませんでした。
他に久保市議が障害者施策と動物愛護行政について質しました。
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