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保健福祉委員会〈議案外質問〉
国保・高額入院医療費減免制度
周知と拡充求める

 2012年9月24日の保健福祉委員会で、戸島よし子市議が議案外質問を行いました。

 医療機関に入院する際、高額の医療費を負担できない世帯に対し、医療費の免除・減額・徴収猶予する制度があります。党市議団が、「さいたま市でもこの制度の基準をつくるように」と求めてきたものです。2011 年度から実施されました。

戸島 減免申請数と減免額は。
市  3世帯で、額は351万円。
戸島 非常に少ない。市民に知らされてない。国保証の交付に同封された「しおり」には、見出しもなく、うっかり見逃してしまう。改善を図るべき。
市  確かに分かりにくいかと。改善を図っていく。
戸島 対象になっているのは、所得が急減した世帯だけ。低年金などの低所得者にも拡充すべき。
市  現状のままでやっていく。
戸島 国保法第44 条に基づき、所得急減世帯のみに絞るべきではない。

 市民への周知については、改善を約束しましたが、対象の拡充については消極的な答弁でした。今後、国保制度は、市町村国保から県単位の広域化が進められます。その移行に伴いさいたま市の負担が増える可能性が示唆されました。

 また、保育園問題では、公立・私立保育園の耐震化と公立保育園の3 歳以上の完全給食の実施の見通しについて質問。市は「公立は、2012 年度末までに耐震化が完了予定。私立については、老朽化の改築について協議している保育園がある。耐震化は進める」。完全給食については、「2013 年まで施設改修などを行い、2014 年度中に実施したい」と答弁しました。
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