お金の心配なく 安心して学びたい
昨年9月議会と12月議会に、緑区に住む青年たちから「入学準備金・奨学金貸付事業に関する請願書」が出され、文教委員会で審議されました。
共産党が紹介議員になっていることから、山崎あきら市議が積極的に採択を主張しましたが、9 月議会は他会派の反対で不採択となりました。しかし、12 月議会に新たに提出された同主旨の請願は継続審査となっていました。その後、閉会中の審査があり、今議会で、国に対する意見書を議員提出議案という形で全会一致で採択されました。
意見書は「給付型奨学金制度の創設を求める意見書」という表題で、国に対して経済的理由により修学が困難な生徒・学生が安心して教育を受けることができる環境を整備するため、給付型奨学金制度を創設するよう強く求めています。
意見書全文はコチラ(さいたま市議会ホームページに移動します)→
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1339070176852/index.html
所得が減り続けながらも世界一高い学費を払う日本の学生への経済的援助は当然のことです。党市議団は、今後も、国および市に対して給付型の奨学金制度の創設を強くせまっていく決意です。
【参考資料】
■給付型奨学金事業を行っている政令市
高校(10 市) 札幌市・千葉市・横浜市・川崎市・静岡市・大阪市・堺市・神戸市・岡山市・北九州市
大学(5 市) 札幌市・静岡市・神戸市・岡山市・北九州市
■給付型と貸付型を組みあわせている政令市
横浜市・川崎市・静岡市・岡山市・北九州市
■その他
仙台市…高校生の保護者を対象に国の教育ローンを利用した場合の利子補給制度を実施
京都市…市において高校進学・修学支援金の給付を実施
岡山市…奨学金の貸付者を対象に、年1 回の給付金を実施