議会報告
出動6時間でたった2100円…
消防団員の待遇改善を求める
2月20日、加川よしみつ市議が消防団員の待遇と後継者対策について市民生活委員会で質問しました。
消防団員の充足率が低下、手当の増額を
加川市議は、消防団員数が市の定数1332人に対して140人不足している実態を指摘。
「充足率は89・5%。ここ3年間だけでも45人減っている。また、消防団員の報酬は年額わずか3万1000円。災害出動手当は1回につき2100円。ある火災出動の例では、午後2時に出動し、鎮火後の始末も含めて終了したのは午後8時。6時間の拘束時間でも2100円」と現状を指摘し、「手当が低額すぎる。ただちに倍額以上にすべき」と迫りました。
市は「消防団あり方検討会を設置し、消防団員の意見も伺いながら検討していく」と答弁しました。
また、加川市議は、東日本大震災の際、陸前高田市では消防団員が50人犠牲になった事実にふれ、「消防団員はボランティアでやっている。補償額も含めて抜本的に処遇を改善すべき」と主張しました。
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