決算特別委員会の５日目、保健福祉委員会関連で戸島よし子市議が質問に立ちました。
　市民の所得が前年比で３・４％減っている中、さいたま市は国保税を値上げし、市民に一層の負担をかけています。高い国保税は「国の負担金が５０％から２６％に減らしている上に、子ども医療費無料化の実施や収納率の低下などを理由にさいたま市にペナルティーを課し約４億円削減して、国保加入者の負担を増やしている。
　さらに、さいたま市は、高額所得者が賦課されない約７０億円や減免分など合計１０３億円を保険税に上乗せしているため、高くなっている」ことが決算審査を通して明らかになりました。戸島市議は、「医療費の伸び率が３％も過大に見積もられ、総額７億円の値上げを行ったが、黒字で基金に３０億円積み立てられている。値上げは必要なかったのではないか、市民に値上げ分は返還すべきだ」と求めました。
　また、戸島市議は「入所したくても入れない」待機児童の深刻な実態を示し、認可保育所と学童保育の増設を進めるために、民間の保育所と学童保育所への施設整備のための補助金を拡充するよう求めました。