さいたま市の公共事業用地、公有地にまかれた再生砕石にアスベストが混入していることが大きな問題になっています。青柳しんじ市議は、市民生活委員会で環境局の対応について質しました。
　市はこれまで、問題となっている用地では、アスベストは見つかっていないとくりかえし説明しています。しかし、市民団体の調査で、明らかにアスベストを含んだ再生砕石を発見しており、写真も撮影しています。青柳市議は、現物の写真パネルも示しながら、「目視」だけでなく、分析機械にかけて調査することを求めました。
　環境共生部長は、「目視」で確認されていないので検体の分析はしないと、これまでの答弁の枠のままでした。また、問題の再生砕石は、非飛散性のものだから心配ないとし、しかし市民の安心・安全のため大気環境調査を行うと述べました。
　これに対し青柳市議は、子どもが踏んでも、車が通っても石は崩れて飛散の危険があること、大気環境調査では飛散後に対策を立てることになる「後追い」だと指摘し、機敏な対応を求めました。