宗教法人による霊園建設が市内に集中し近隣住民との間でトラブルが相次いでいる問題を、とりうみ敏行市議が取り上げました。
　質疑の結果、霊園に対する市民のニーズは市の調査でも僅か18％に過ぎず、現状でも５千区画以上が空いていること。１２４８施設にのぼる墓地・霊園に対して市民以外の方が購入している割合はまったく調査されていないことなどが明らかになり、さいたま市民が他市の霊園不足分の犠牲にされています。
　霊園問題に対する市の姿勢は、「設置基準さえクリアしていれば周辺環境は無視する」と言うもので、上位法の「墓地埋葬法」の精神にも反するものです。
　また、仮称「さいたま市西区霊園」についての周辺環境との問題は、「条例に基づく手続きを進める中で判断する」との答弁があり、周辺環境の問題ではまだ結論が出ていないかのような答弁がされました。