６月１４日に開かれた総合政策委員会の議案外質問で斉藤まき市議は、市内全域の文化・芸術施設などを拠点とした回遊性のある企画として「（仮）さいたまビエンナーレ」の開催を提案しました。
　斉藤市議は、ビエンナーレは芸術・文化振興にとどまらず、観光施策や地域経済振興にも大きな効果を発揮すると指摘し実施に当たっての課題を質問しました。
　観光政策部長は、他市の実施状況から開催の波及効果として「まちのにぎわいの創出や誘客による観光振興、参加者の回遊による商店街の活性化などが推察される」と答弁、課題として「部局を横断した推進体制」「文化芸術団体との連絡調整」「市民との共同」が必要だと答弁しました。
　また、斉藤市議が事例として取り上げた『中之条ビエンナーレ』（群馬県中之条町・人口１万８５００人・予算規模90億円）の事業実績は、総事業費７００万円で１１２名のアーティストが参加、16万人の集客があったことが明らかになりました。