６月１４日に開かれた文教委員会で加川よしみつ市議は、授業日数の増加問題と教科書採択について議案外質問しました。
　加川市議は、授業日数を８日間増やすことは夏休みや冬休みを短縮し、土曜日をはじめ開校記念日さえも授業を行うということになると指摘し、「年間２０５日を超える授業日数は、子どもたちにとって負担が重い。これは、学力重視・競争主義を強めるのがねらいではないのか」と質しました。また、学力世界一のフィンランドが日本よりも少ない授業日数で教育をしていることについても合わせて見解を求めました。
　答弁では「基礎・基本を応用した力が学力であり、豊かな体験活動が学力向上につながる」と認めましたが、「授業日数を増加した方が教員にゆとりが生まれる」として子どもの負担については言及しませんでした。
　また、加川市議は教科書採択について、採択までの道筋を情報公開すること、どの教科書を採択するかは現場の教職員の声をきちんと聞き、尊重することなどを要求しました。