予算委員会４日目の２月２９日、戸島よし子市議は、国保税の値上げが含まれている「国民健康保険事業特別会計予算」について質疑を行いました。
　戸島市議は、市が国保税値上げの根拠としている医療費の伸びについて、「昨年は０・７％、一昨年は１・２％しか伸びていない中で、今年度５・５％も伸びると見込むのは不自然」と指摘。今回の議会の補正予算で保険給付費を約２３億円増額し、「医療費を過大に見積もったのではないか」と質しました。国民健康保険課長は、明確な答弁を避けました。
　また、戸島市議が、「市民のくらしに大きな影響のある国保税の税率見直しについて答申をおこなう『国民健康保険運営協議会』を非公開で行っている政令市はあるのか」と質したのに対し、国民健康保険課長は「仙台市が非公開としている」と答弁。戸島市議は「仙台市が非公開にしているのは審議の内容のみであり、協議会に提出されている資料はすべて公開されている」と発言し、資料も含めて議会にも非公開としているさいたま市の異常さを浮き彫りにしました。