加川よしみつ市議（緑区）は２２日の決算特別委員会で、コンクリート工場について取り上げ、「市民の生活環境を守る立場に立ち、違法行為にはきぜんとした態度でのぞむべきだ」と主張しました。
　加川市議は工場の写真をパネルで示しながら質問。工場や出入りする大型車による騒音や粉じんに苦しむ住民の声を紹介し、工場が騒音規正法や県の生活環境保全条例に違反していると指摘しました。
　環境部長は「住民の悲痛な訴えは承知しているし、騒音についても県基準（を超えていること）について十分承知している」と述べ、法令違反であることを認めました。
　市が同工場を運営する建材会社に注意文書を出した２００５年１１月の後も、基準を上回る騒音が続いている事実を市当局の答弁で確認した加川市議は、是正勧告と改善命令をただちに出すように求めました。環境管理事務所長は「工場（の建物）に建築上の違反があるため、建築部局と連携して、市としての対応をはかっていく」と答えました。