党市議団、見沼ヘルシーランドの民間委託など7議案に反対
さいたま市議会6月定例会は20日、一般会計補正予算や市特別職報酬等審議会を常設化する条例改正など市長提出議案32件などをすべて可決して閉会しました。
日本共産党市議団は市税条例の改定、市施設に指定管理者制度を導入する議案など7件に反対しました。
JR浦和駅東口再開発で設置された市営駐車場に指定管理者を導入する議案について、日本共産党の戸島よし子市議は、駐車場建設そのものが再開発ビルのキーテナント業者本位の事業だったと指摘した上で、「指定管理者に指定された業者は(テナント)業者の関連会社。駐車場建設費用を市が持つだけでも過剰サービスなのに、管理まで関連会社を指定してもうけを保障してやることは、異常なまでの肩入れと言わざるをえない」と反対討論しました。
女性用大浴場から県基準の3倍にあたるレジオネラ菌が検出された見沼ヘルシーランド(緑区)の管理運営を民間企業に代行させる条例案について、「あくまでも市が責任を持って運営管理し、市民の健康と福祉向上に寄与すべき」と主張しました。
農業委員に加川よしみつ議員
特別委員会所属も決定
同日の本会議では、議会選出農業委員の選出や岩槻区を除く区選挙監理委員の選挙、特別委員会の設置などが行われました。日本共産党からは、加川よしみつ市議が農業委員に選出されました。
日本共産党市議の特別委員会の所属は次の通り。(○は副委員長)
▽政治倫理=○神田よしゆき、青柳しんじ
▽大都市行財政制度調査=斉藤まき、戸島よし子
▽行財政改革推進=とりうみ敏行