2014年、南部都市公園管理事務所の公園の施設修繕に関わって、官製談合で市の職員が逮捕されたことを受け、「適正な発注制度及び人員配置に関する調査委員会」において、事件の全容解明と修繕工事等での不正などがおこなわれていないかについて調査することになり、党市議団から神田よしゆき、戸島よし子の各市議が委員として選任されました。
　この事件は、公園事務所の施設の修繕業務で、指定の業者に発注が行くように働きかけたり、実際に工事がされていないのに業者に完成したとして工事費を支払ったりしていた問題で、さいたま市職員が逮捕・起訴されました。12 月17 日の中間報告では、平成21 年および22年度について、都市局の公園施設修繕をのぞき（書類関係が警察に押収されたため）1 件100 万円以上の施設修繕について調査をした結果が報告されました。
　結果としては、点検件数は1072 件で、写真等で工事の履行が確認できたケースが797 件、書類等で確認できず現地で履行を確認したケースが228 件、現在の段階では履行が確認できないケースは47 件でした。確認できなかったものは、それぞれ理由が明らかであり、全体としては、工事が履行されないまま支払いがされた明らかな事案は確認されませんでした。
　今後は、警察に押収された書類等が返還された段階で南部都市公園管理事務所の修繕業務について調査を継続します。神田市議は「調査結果を受けて真相解明に力を尽くす」と話しています。