さいたま市は、2011年に、国から「次世代自動車・スマートエネルギー特区」の指定を受けました。
大きくは下の表のとおり、3分野にわたり、国の財政補助や規制緩和の特例などを受けることができるというものです。これらを通して地球温暖化対策と災害時のエネルギー確保を重視したまちづくりを進めることがうたわれています。
そのなかで、「ハイパーエネルギーステーション」は多様なエネルギー源を災害時にも供給できるとされ、電気、天然ガス、ガソリンなどに加え、水素ガスの供給もできる「ハイパーエネルギーステーションS」の計画が含まれています。
市は2016年までに4か所整備を目指し、1つ目として桜区中島の東京ガスのガスから水素をつくる計画が進められています(残り3カ所は未定)。
この計画には、住環境への懸念や、ガスから水素をつくることでCO2が排出される問題が指摘され、地域住民から反対運動が起きています。9月議会の市民生活委員会で、久保みき市議がこの問題についてとりあげました。