スーパー銭湯など温泉施設の下水道料金未払いが、さいたま市の３施設であったことが１月２４日開かれた下水道事業審議会で明らかになりました。
　全国で、排水量を少なく見せる迂回配管や申告漏れなどによる温泉施設の下水道料金の過少支払い問題が発覚したことを受け、さいたま市では２０１０年７〜８月に市内２５施設を対象にアンケート調査を実施。３施設で水道水以外の地下水などを下水に流しながら、その分を申告していないことが分かりました。
　市は「バイパス配管など悪質性は認められない」として、適切に申告するよう指導するにとどめ、３施設とも応じているといいます。施設名や未払いの実態は明らかにしていません。
　審議会で日本共産党の戸島よし子市議は「過去にさかのぼり下水道料金を徴収すべきではないか」とただしたのにたいし、市側は「検討している」と答えました。