さいたま市の水道料金は、政令指定都市の中で仙台市、札幌市に次いで3番目に高くなっています。県内でも鴻巣市、久喜市、上尾市に次いで高い料金です。
さいたま市の水道は、税金などでまかなわれる一般会計とは別に設けられた水道事業会計によって運営されています。主に市民からの水道料金や国などから借り入れ、一般会計からの繰り入れによるものです。
さいたま新都心や美園ウイングシティなどの大型開発にともなう水道整備の費用も水道料金などによって支出されるために、ムダな開発による負担が直接料金に跳ね返る仕組みになっています。
さいたま市の市民一人あたりの一般会計からの繰り入れは、県内で水道料金が一番安い本庄市と比べると、34分の1となっています。一方、さいたま市の水道事業は6年連続の黒字で内部留保金68億円、減債基金は57億円となっています。